トルコ地震の被災者へクルーズ船による支援を提供

トルコ地震の被災者へクルーズ船による支援を提供 船舶

 トルコ南東部を震央として発生した地震の影響により甚大な被害が出ているトルコで、Miray Cruisesのクルーズ船「GEMINI」が被災者の避難施設として提供されているようです。クルーズ船の持つ収容能力や機動性を活かした効果の大きい支援。

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トルコ地震の被災者へクルーズ船による支援を提供

 2023年2月6日、現地時間の4時17分(M7.8)と13時24分(M7.5)に発生したトルコ南東部の地震の影響により甚大な被害が出ているトルコで、クルーズ船を被災者の避難施設として提供する支援が開始されたようです。

クルーズ船を所有するMiray Cruisesの掲載記事

Earthquake victims in Iskenderun are also welcomed in “floating hotel”

(イスケンデルンの地震被災者も「水上ホテル」で歓迎)

https://miraycruises.com/in-media-3
クルーズ船を係留したトルコ南部のイスケンデルン港

 クルーズ船は、地中海に面したトルコ南部のハタイ県にあるイスケンデルン港に係留。地震で被災した高齢者や障害を持つ方など簡易的な施設で長期間に渡る避難生活が厳しい方を優先的に約1,000人の受け入れを行う予定。トルコのファティフ・ドンメズ エネルギー天然資源大臣は、さらに2隻の船と交渉中であることを明らかにしている。

 一時的な簡易宿泊設備の建設が完了するまでの避難施設として船を利用する目的ですが、今回イスケンデルン港に到着した1隻目のクルーズ船「GEMINI」の期限が3月15日までという情報もあるので、一刻も早い仮設住宅の完成が望まれています。

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被災者の避難施設として提供されたクルーズ船「GEMINI」

 避難施設として提供されたのは、Miray Cruisesが運航するクルーズ船「GEMINI」。

クルーズ船「GEMINI」
出典:Miray Cruises
船名GEMINI
総トン数19,093トン
長さ163.81m
22.5m
部屋数400室
旅客定員1,074人
建造年1992年

 全長163.81mのクルーズ船「GEMINI」は、1992年にスペインの造船所で建造され、2019年からMiray Cruisesが運航している。

 船内にはシャワーやトイレを備えた400室の個室があり、旅客定員は1,074人。船内のレストランでは被災者に3食の食事が提供され、他にも医療設備や図書館などを備えている。

 Miray Cruisesによると、船内では約200人のスタッフが被災者へサービスを提供し、医療関係者も乗船しているという。

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日本でも大規模災害に対して準備が必要

 日本も世界有数の地震大国であり、災害時の支援としてクルーズ船などの船舶を活用した準備が必要かもしれません。船内で長期間生活が可能なクルーズ船は、災害時でも使用可能な岸壁があれば係留するだけで迅速に支援が可能という点では最も効果的な船舶と言えそうです。他にも病院船という船がありますが、国内には専用船としての病院船はおらず、緊急時には既存船を病院船として活用する方針。

北九州市と白海が支援協力協定を締結

 他にも国内でこのような協定が行われているのかは分かりませんが、少し前に北九州市が作業船を所有する建設会社と協定を締結しています。

 2023年2月16日に北九州市と株式会社 白海は、災害時に作業船を活用した支援協力協定を締結。㈱白海は、福岡県北九州市に本社を置き浚渫をはじめ海上・陸上土木工事を行う建設会社。

 同社は、2022年12月に完成したグラブ浚渫船「アポロ18号」を建造。締結された支援協力協定では、被災者への給水、食事の提供、入浴支援の他にもボランティア等の待機場所や応急対応活動の拠点としてのグラブ浚渫船「アポロ18号」を活用するという。

 「アポロ18号」という船名は、なかなか思い切ったネーミングですが、ピンク色の船体もかなりのインパクト。

グラブ浚渫船「アポロ18号」
出典:SHIRAKAI
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