ファッション企業がバングラデシュ初の洋上風力プロジェクトへ投資
Fashion industry joins forces with the renewable sector to decarbonise production in Bangladesh.
(ファッション業界はバングラデシュの生産の脱炭素化に向けて再生可能エネルギー部門と連携している。)
https://globalfashionagenda.org/news-article/fashion-industry-joins-forces-with-the-renewable-sector-to-decarbonise-production-in-bangladesh/
2023年12月5日、Global Fashion Agenda、Copenhagen Infrastructure Partners(CIP)、BESTSELLER、H&M Groupはバングラデシュ初の洋上風力発電プロジェクトに投資する意向を発表しました。2023年11月30日から12月12日の日程においてアラブ首長国連邦のドバイで開催されている国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)の中で明らかにされました。
アパレル業界で最も重要な製造国の一つであるバングラデシュにおいて、再生可能エネルギーの利用可能性を大幅に高めることを目的としたこの投資は、NPO(non-profit organisation、非営利団体)のGlobal Fashion Agendaによって開始され、デンマークのアパレルメーカーであるBESTSELLERとスウェーデンのアパレルメーカーH&M Groupが投資を約束。
Global Fashion Agendaは、アパレル業界の電力供給を再生可能エネルギーに切り替えるために大規模な新しいインフラストラクチャ ソリューションが必要だと考えており、 脱炭素化を確実に加速するため他のファッションブランドによる新しい再生可能エネルギー発電への共同投資を呼びかけているという。
コックスバザール沖で開発が進められている洋上風力発電プロジェクト
バングラデシュのコックスバザール沖で開発が進められている洋上風力発電プロジェクト。バングラデシュ初となる実用規模の洋上風力プロジェクトで、CIPと地元企業のSummit Powerにより初期段階の開発が進められているという。開発が順調に進めば、2028年に運転開始が見込まれており、発電容量は約500MW。
このプロジェクトによる効果として大幅な雇用創出、エネルギー供給の安定化、そして年間約725,000トンのCO2排出削減が期待されています。
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