mega shipの概要
ヴァン・オード、メガシップに20MWの洋上風力基礎とタービンを設置するよう命じる
ヴァン・オード、メガシップに20MWの洋上風力ファンデーションとタービン|を設置するよう命じるヴァン・オード (vanoord.com)
2021年10月1日に「Van Oord」が新しいSEP起重機船の建造を発表。
2024年に市場投入される予定。
大きさ的には20MWの洋上風車設置が可能。
そして燃料がメタノール。
えっ!?
メタノールが燃料になるの?
メタノールはアルコール燃料の1つ。
アルコール燃料
アルコール燃料は、内燃機関などのエネルギー源として利用されるアルコールの総称。最近の原油価格高騰および地球温暖化に対する関心の高まりを背景に、化石燃料を代替する燃料として注目が集まっている。特に、メタノール、エタノール、ブタノールおよびプロパノールについては、バイオマス(現生生物由来の資源)から合成が可能で、現在普及している内燃機関の燃料としてそのまま利用できることから注目度が高い。
アルコール燃料のうち、メタノールは、主として天然ガスから合成されており、原油価格の高騰を背景に、石油を補う代替自動車燃料としての利用が模索されている。一方、エタノールは、主としてバイオマスから製造されているため、温暖化ガスの排出につながらないことや再生可能資源(renewable resource)で永続的に利用可能であることを背景に注目され、近年急速に普及をみせている。

20MWの洋上風車設置を目指しているのですべてがサイズアップしいます。
クレーン能力は3,000tを想定。
なので「Voltaire」とほぼ同型でしょう。
新造船建造に係わる各担当企業
設計 | Knud E Hansen(デンマーク) |
クレーン | Huisman(オランダ) |
建造 | Yantai CIMC Raffles Shipyard(中国) |
投資金額
この投資は、今後5年間で10億ユーロのフリート投資プログラムの一環です。
2020年12月、ヴァン・オードはすでにノルウェーのVARDに新しい緑色のケーブル敷設船を発注していた。
Van Oord orders mega ship to install 20 MW offshore wind foundations and turbines | Van Oord
新造船のSEP起重機船以外にも洋上風力発電設備建設に必要なケーブル設置船を去年末に発注していたようです。
それにしても金額がすごいですね。
10億ユーロは約1,414億円。

2020年末に発注したケーブル敷設船
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