フェリー「クイーンコーラルクロス」沖永良部島への入港時に岸壁衝突
2024年1月8日午後2時すぎ、マリックスラインが運航する全長145mのフェリー「クイーンコーラルクロス」(QUEEN CORAL CROSS)が沖永良部島にある和泊港への入港時に岸壁へ衝突する事故が発生。船には乗客乗員288人が乗っていましたが、けが人はなく、油の流出もないという。
フェリー「クイーンコーラルクロス」のAIS情報によると、1月8日午前7時に那覇港を出港し、本部港、世論港を経由したあと、午後2時過ぎに沖永良部島の和泊港へ入港。報道されている情報では、エンジントラブルで速力を落とすことが出来ず、消波ブロックに衝突したという。
エンジントラブル復旧および運航再開は未定
フェリーを運航するマリックスラインのウェブサイトでは、「クイーンコーラルクロス」の船舶動静としてエンジントラブルのため沖永良部島 和泊港に接岸しており、エンジントラブルが解消し次第、徳之島、奄美大島へ向けて運航予定だが運航再開の見通しは未定という掲載情報を第一報として掲載。しかし、そのあとにエンジントラブル復旧の目処がたたないため、沖永良部島 和泊港で停泊することになったことが掲載されており、現時点で復旧・運航再開は未定となっています。
フェリー「クイーンコーラルクロス」は広島県尾道市の内海造船で建造され、2021年11月に就航。比較的、新しいフェリーですが、どのような原因でエンジントラブルに至ったのでしょうか。
今回は、消波ブロックへの衝突という自損事故で、けが人もなく済みましたが他船や港内設備への衝突、さらには船体破損による沈没などエンジントラブルによって船体を制御できない状態になれば重大災害につながる可能性は十分にある。
フェリー「クイーンコーラルクロス」(QUEEN CORAL CROSS)
船名 | クイーンコーラルクロス |
総トン数 | 8,000トン |
長さ | 145m |
幅 | 24m |
旅客定員 | 653人 |
コンテナ 積載容量 | 10フィート:約246基 20フィート:約8基 |
車両積載 | 乗用車:約44台 トラック:約30台 |
速力 | 21ノット |
建造年 | 2021年11月 |
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