中国の大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティ」処女航海
首艘国产大型邮轮爱达·魔都号顺利完成首航
(国内初の大型クルーズ船「愛達・魔都号」が処女航海を無事完遂)
https://www.adoracruises.com/new?id=211&year=2024
2024年1月7日、Adora Cruises(爱达邮轮)は保有する大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティ」(愛達・魔都号、ADORA MAGIC CITY)が7日間に及ぶ処女航海を無事に終えたことを発表しました。1月1日に中国の上海を出港し、韓国の済州島、そして日本の長崎、福岡へ寄港した初の商業航海には16の国と地域から3,000人を超える乗客が乗船したという。
大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティ」は、全長323.6m、幅37.2m、総トン数13万5,500トン、スイートルームを含む2,125室の客室を備え、最大で5,246人を収容可能。
大型クルーズ船「愛達・魔都号」(ADORA MAGIC CITY)の概要
船名 | 愛達・魔都号 (爱达·魔都号) |
総トン数 | 135,500トン |
長さ | 323.6m |
幅 | 37.2m |
喫水 | 8.26m |
エアドラフト | 72.2m |
客室数 | 2,125室 |
乗客数 | 5,246人 |
2024年10月には神戸・大阪・高知へのクルーズを予定
クルーズ船「アドラ・マジック・シティ」のクルーズ予定を見てみると、期間は5泊~7泊で基地港の上海を出港して寄港地を経由、そして上海に帰港するという航路が予定されています。寄港地はクルーズ予定によって様々ですが、すべての航路に日本への寄港が予定されているようです。寄港地でクルーズ予定に多く入っているのは韓国の済州島、日本では長崎、福岡、佐世保。回数は少ないですが、他にも沖縄、鹿児島、熊本へのクルーズ航路も予定されています。
2024年10月1日に上海を出港するクルーズでは神戸、大阪、高知を巡る航路を予定。
(上海-神戸-大阪-高知-上海)
- 10月1日上海出港(16:30)
- 10月2日終日航行
- 10月3日神戸到着(15:00)
ポートターミナル(神戸市中央区)へ係船、翌日05:30出港
- 10月4日大阪到着(07:00)
天保山客船ターミナル(大阪市港区)へ係船、18:00出港
- 10月5日高知到着(08:00)
高知新港客船ターミナル(高知市仁井田)へ係船、16:00出港
- 10月6日終日航行
- 10月7日上海到着(07:30)、下船
6泊7日という神戸、大阪、高知をまわる「アドラ・マジック・シティ」のクルーズ予定。予約を募集しているAdora Cruisesのウェブサイトで確認すると、2024年にこのクルーズ航路が予定されているのは10月の1回のみ。
そして、気になるクルーズ船の乗船費用は、低層フロアで窓の無い部屋だと1人当たり6,464.25元、日本円に換算すると約13万円。窓がある部屋になると7,139.25元/人、約14万円。さらに、バルコニー付きの部屋になると7,769.25元/人、約15.5万円。スイートルームについては既に予約済となっており、金額を確認することが出来ない状態でした。
船室タイプ | 料金(人民元) | 料金(日本円) |
---|---|---|
窓ナシ | 6,464.25 | 129,285 |
窓アリ | 7,139.25 | 142,785 |
バルコニー付き | 7,769.25 | 155,385 |
スイート | ? | ? |
「アドラ・マジック・シティ」に続く2隻目の国産クルーズ船が起工
2隻目となる中国の国産大型クルーズ船は、「アドラ・マジック・シティ」と比較して船体長さは17.4m増の341m、総トン数は6,500トン増の142,000トン、さらに客室数は19室増の2,144室。
2026年末に完成・引き渡し予定。
船名 | 愛達・魔都号 | 建造中のクルーズ船 | 比較 |
総トン数 | 135,500トン | 142,000トン | +6,500トン |
長さ | 323.6m | 341m | +17.4m |
幅 | 37.2m | 37.2m | ±0 |
喫水 | 8.26m | 8.17m | ― |
エアドラフト | 72.2m | 不明 | ― |
客室数 | 2,125室 | 2,144室 | +19室 |
乗客数 | 5,246人 | 不明 | ― |