苫小牧西港で140人を乗せたフェリー「シルバーブリーズ」乗揚げ
2024年7月2日午前1時すぎ、北海道の苫小牧西港でフェリー「シルバーブリーズ」(SILVER BREEZE)が消波ブロックに乗揚げる事故が発生。
川崎近海汽船が運航するフェリー「シルバーブリーズ」は、青森県八戸港を7月1日17時30分に出発し、北海道の苫小牧へ向けて航行中、目的地の苫小牧西港入り口付近で消波ブロックに乗揚げて座礁。事故当時、フェリーには乗客119人、乗組員21人の合わせて140人が乗船していましたが、けが人はいないという。事故による船体浸水や油の流出も確認されていない。
タグボート4隻による離礁作業
フェリーを運航する川崎近海汽船は、自社ウェブサイトでフェリー「シルバーブリーズ」の座礁事故を発表すると共に、離礁作業の状況を細かく伝えていました。
その掲載情報によると、フェリー「シルバーブリーズ」は11時38分に離礁。その後、12時45分に苫小牧西港のフェリーターミナル3号バースへ着桟し、乗客全員が下船。
事故発生から離礁、着桟、そして乗客下船までの約12時間の間に第6報まで出された川崎近海汽船の更新情報では、関係機関の救助支援活動と乗客への感謝を述べた上で、今回の事故を教訓に再発防止策を策定し、引き続き安全運航に努めるとしています。
運輸安全委員会による調査
報道情報によると、運輸安全員会はフェリー「シルバーブリーズ」の座礁事故を受けて、調査のため船舶事故調査官3人を指名したという。
事故発生時にフェリーで何が起きていたのか、そして事故に至るまでの間にどのような経緯があったのか、非常に気になるところ。事故原因を明らかにしないと再発防止も進まないので、早期の原因究明が望まれます。
フェリー「シルバーブリーズ」の概要
船名 | SILVER BREEZE |
総トン数 | 8,900トン |
長さ | 144.13m |
幅 | 23m |
船籍 | 日本 |
建造年 | 2021年6月 |
出典:Wikipedia | Ferry unknown – 投稿者自身による著作物, CC 表示 4.0, リンクによる
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