沼津港の遊覧船「ちどり」岸壁衝突事故について運輸安全委員会調査開始

沼津港の遊覧船「ちどり」岸壁衝突事故について運輸安全委員会調査開始 国内ニュース
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沼津港の遊覧船「ちどり」岸壁衝突事故について運輸安全委員会調査開始

2025年10月5日15時30分ごろ、静岡県の沼津港で遊覧船「ちどり」が着岸時に岸壁へ衝突する事故が発生。

遊覧船「ちどり」を運航する千⿃観光汽船は事故について、10月5日と6日に自社のホームページ上で文章を掲載しています。掲載内容によると、事故当時の乗船人数は大人33名、子供4名、船員2名。乗客のうち18名と機関長1名が負傷。海上保安部による現場検証がおこなわれており、事故原因の詳細な調査が進められているという。操船をおこなっていた船長および機関長に加え、安全統括管理者を含めて引き続き全面的に調査協力するとした上で、今回の事故を重く受け止め、事故原因の究明および再発防止に全力で取り組むとともに、当面の間は運航休止とすることを明らかにしている。

10月7日には、運輸安全委員会の調査官3人が現場へ到着し、事故調査を開始。事故が起きた遊覧船「ちどり」の船内や岸壁を確認し、船長や機関長などから聞き取りを実施。今後、被害者への聞き取りも実施するという。

富士山を見ながら駿河湾クルーズ

千⿃観光汽船が運航する沼津港遊覧クルーズは、沼津港から駿河湾を周遊して富士山や沼津御用邸記念公園などを見ることが出来る約30分のクルーズ。料金は大人1,500円、3歳から小学生の小人750円。

月曜から金曜までの平日は、10時45分から15時までおよそ1時間の間隔で5便を運航。土日祝日は、平日の5便に10時、16時の2便を加えた7便を運航。事故が起きた10月5日は日曜日で発生時刻15時30分ということは、6便目に事故が起きたようです。事故前の便がすべて運航されていたかどうかは分かりませんが、事故発生前の運航状況は事故につながる不具合や兆候などが確認されていた可能性があるため、重要な調査ポイントになりそうな気がします。

遊覧船「ちどり」

遊覧船「ちどり」
出典:千鳥観光汽船
船名ちどり
総トン数122トン
長さ23.9m
旅客定員200人
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【動画】遊覧船「ちどり」岸壁衝突の瞬間

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