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米橋崩落事故で156トンの橋桁撤去、船上のコンテナ撤去開始

米橋崩落事故で156トンの橋桁撤去、船上のコンテナ撤去開始 事件・事故
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航路全面開放に向けて156トンの橋桁撤去

メリーランド州ボルティモアに架かるフランシス・スコット・キー橋の崩落事故で、現地では橋桁などを撤去するサルベージ作業が継続しておこなわれています。

2024年4月6日、航路外側にあるスパン19と呼ばれる位置の橋桁を引き揚げたことが発表されました。撤去した橋桁の重量は156トン。台船に積まれた橋桁は、フランシス・スコット・キー橋から東のSparrows PointにあるTradePoint Maritime Terminalへ搬出され、解体がおこなわれるという。

「DALI」船上のコンテナ撤去開始

4月7日には「DALI」船上にあるコンテナの撤去開始を発表。コンテナ撤去の理由については、船首部分の橋桁撤去に向けた作業の一環であるとしています。コンテナ撤去作業は天候が許す限り数日間に渡って継続する予定。

コンテナの撤去をおこなっているのは、Weeks Marineのクレーン船「Weeks 533」。最大吊り上げ能力は454トン(500ショートトン)。

船名Weeks 533
クレーン能力454トン
長さ91m
27m
クレーン船「Weeks 533」
出典:Wikipedia | By U.S. Army Corps of Engineers from USA – Space Shuttle Enterprise lifted onto deck of the U.S.S. Intrepid, Public Domain, Link

残骸撤去の作業中も代替航路は利用可能

「DALI」船上のコンテナ撤去が開始されてからも橋桁などの残骸撤去は並行して実施。

そして、現場での作業中も4月初旬に設定された臨時の代替航路は利用可能となっており、開設されて以来、合計32隻の船舶が通航したという。

3人目の遺体を発見

2024年3月26日に起きた事故で作業員8人が橋の崩落に巻き込まれて海に落下。事故直後の捜索で2人が救助されましたが、残る行方不明者6人は川の水温などから死亡したと推定。その後、3月27日に川底の車両から2人の遺体を発見。

そして4月5日、新たに1人の遺体が発見され、残る行方不明者は3人となっています。

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【動画】B-roll Container removal from M/V Dali

「DALI」船上からコンテナを回収する様子。

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世界のサルベージ オペレーション

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