フィリピンでRo-Roフェリー座礁、乗客71人は無事救助
2024年2月11日、フィリピンのサマール島西部にあるカプル島の海岸にRo-Roフェリー「MV REINA HOSANNA」が座礁する事故が発生。
フィリピン沿岸警備隊(Philippine Coast Guard)の発表によると、Ro-Roフェリー「MV REINA HOSANNA」はソルソゴン州のマトノグを出港し、サマール島の北サマール州アレンに向かって航行していたところ、エンジンが停止するトラブルが起きたという。別のRo-Roフェリー「MV REINA IMMACULADA」によって漂流する「MV REINA HOSANNA」の曳航を試みましたものの曳航索が切れて失敗。その後、強い潮流や風の影響でフェリーは流されてカプル島の海岸に座礁。
座礁したフェリーには、30台の貨物車両と71人の乗客が乗っていましたが、乗客は全員無事に救助されたそうです。一方で、座礁したフェリーが離礁したという情報はまだ発表されていない。フェリー内への浸水は無いということですが、フィリピン沿岸警備隊は引き続き貨物を積んだまま座礁しているフェリーの監視を続けているそうです。
Ro-Roフェリー「MV REINA HOSANNA」
エンジントラブルによりカプル島の海岸に座礁したRo-Roフェリー「MV REINA HOSANNA」。
船名 | MV REINA HOSANNA |
総トン数 | 不明 |
長さ | 55m |
幅 | 14m |
船籍 | 不明 |
建造年 | 不明 |
出典:FleetMon | joecard3
Ro-Roフェリー「MV REINA IMMACULADA」
このフェリーで曳航を試みようとしていた事に驚き。緊急事態なので一刻を争う事態だったことが想像できますが、暗闇の中で曳航索をセットするために漂流船に接近するだけでも難しそう。さらに、セットした曳航索が切れたということなので、切れたロープによるはねられで2次災害が起きなくてよかった。曳航索が切れた原因は不明ですが、曳航索が短かったのか、暗くて張り合わせが確認出来なかったのか、原因はいろいろ考えられる。さすがに無理な作業だったんでしょうね。
船名 | REINA IMMACULADA |
総トン数 | 1,430トン |
長さ | 45m |
幅 | 10m |
定員 | 488人 |
船籍 | フィリピン |
建造年 | 1984年 |
出典:FleetMon | mbbmikepsss
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