波方国家石油ガス備蓄基地の桟橋にLPGタンカー「第十七徳誉丸」衝突
2024年4月22日午前8時30分頃、愛媛県今治市の波方国家石油備蓄基地にある桟橋に全長約67mのLPGタンカー「第十七徳誉丸」(TOKUYO MARU NO.17)が衝突する事故が発生。
桟橋に衝突した「第十七徳誉丸」は、波方国家石油備蓄基地にあるターミナルで荷役する予定だったという。船の乗組員7人にケガなどは無く油の流出も報告されていないようですが、船体の前方および左舷側に損傷が見られ、衝突した桟橋にも被害が出ているようです。
事故当時、付近海域では霧により視程が低下していた
衝突事故が起きる1時間以上前には第六管区海上保安本部から来島海峡付近の視程が500m以下に低下しているという注意喚起の情報が発表されており、LPGタンカー「第十七徳誉丸」の衝突事故も視界不良が原因となっていたようです。
LPGタンカー「第十七徳誉丸」のAIS情報
LPGタンカー「第十七徳誉丸」のAIS情報によると、波方国家石油備蓄基地の桟橋に衝突したのは日本時間の4月22日午前8時30分頃。確認できる衝突直前の速力は7.6ノットでした。
4月20日の昼前に大阪府堺市のコスモ石油堺製油所を出発し、同日22時30分頃に波方国家石油備蓄基地の桟橋から北東へ約1.5kmの位置へ到着し錨泊。21日は終日錨泊したままで、翌朝に荷役のため桟橋へ向かったところで事故が発生しています。
LPGタンカー「第十七徳誉丸」(TOKUYO MARU NO.17)
船名 | 第十七徳誉丸 |
総トン数 | 749トン |
載貨重量トン | 1,014トン |
長さ | 66.95m |
幅 | 11.5m |
深さ | 4.8m |
建造年 | 2017年4月 |
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