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ワシントン州で乗員乗客611人を乗せたフェリーが座礁

ワシントン州で乗員乗客611人を乗せたフェリーが座礁 事件・事故
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乗員乗客611人を乗せたフェリー「WSF WALLA WALLA」が座礁

 2023年4月15日16時30分頃(現地時間)、アメリカ北西部のワシントン州で乗客596人、乗員15人を乗せたフェリー「WSF WALLA WALLA」が座礁する事故が発生。フェリーはブレマートン(Bremerton)からシアトル(Seattle)へ向かう途中、船内の発電機故障が原因で制御不能となったため、浅瀬に座礁したとみられている。

 事故による負傷者は報告されておらず、乗客らは別の船に乗り移りブレマートンへ戻された。座礁したフェリーは、その日の夜の満潮時にタグボートの助けを借りて再浮上し、離礁に成功。こちらもブレマートンへ戻り、翌日16日の朝に乗客らはフェリーに載せていた車両を下ろすことが出来た。

 偶然にもフェリーが座礁する瞬間を動画で撮影している方がいたようで、下に貼り付けていますが、結構な速度が出ているように見え、座礁する前に汽笛を鳴らしているのが分かります。

 事故を報じる記事にも、船が制御不能となったため衝撃に備えるようアナウンスがあった、と乗客の一人が話しているそうです。原因は分かりませんが発電機の故障で動力を失った船が、ある程度の速力で行き足がついた状態だと錨を落としてブレーキングするしか手段は無い。

 海底には電気、水道などライフラインに関係したケーブルや埋設管が敷設されている場合がある。突発的にトラブルが発生した時、瞬時に錨を打っていい場所かどうか判断するには、常日頃からそういった事態を想定して作業しているかどうかによって変わってくる。

フェリー事故関連 火災が発生したフェリーを意図的に座礁させる船長判断、乗員乗客200人無事

フェリー「WSF WALLA WALLA」

フェリー「WSF WALLA WALLA」
出典:Wikipedia | By Compdude123 – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
船名WSF WALLA WALLA
総トン数3,246トン
長さ134m
27m
速力18ノット
最大搭載容量(旅客)2,000人
(車両) 188台
フェリー「WSF WALLA WALLA」の概要

 「WSF WALLA WALLA」は、ワシントン州フェリー(Washington State Ferries)が運航するジャンボクラスのフェリー。

 1973年に建造、2003年に改装された船体は、全長134mで最大2,000人の旅客と188台の車両を搭載することが出来る。

 船名の「Walla Walla」は、ネズ・パースと呼ばれるアメリカインディアン部族の言葉で「たくさんの水の場所」という意味があるという。

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座礁する瞬間の動画

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