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トルコでコンテナ船がガントリークレーンに衝突、倒壊

トルコでコンテナ船がガントリークレーンに衝突、倒壊 事件・事故
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トルコでコンテナ船がガントリークレーンに衝突、倒壊

2024年3月16日15時45分(トルコ現地時間)、トルコのエヴィヤップ港(Evyap Port)で全長368mのコンテナ船「YM WITNESS」が港内の岸壁に設置されているガントリークレーンに衝突する事故が発生。

コンテナ船「YM WITNESS」のAIS情報によると、3月16日03時前にイスタンブールのアンバルリ港(Ambarli Port)を出港し、約110km(約60海里)ほど離れた位置にあるエヴィヤップ港(Evyap Port)への近距離航海の後、衝突事故を起こしたようです。

事故発生から1時間15分後、トルコの運輸・インフラ省はXへの投稿でコンテナ船「YM WITNESS」接岸中のガントリークレーン衝突によりクレーンが倒壊し、いくつかのコンテナが海上に流出したことを発表。加えて、初期調査の結果として事故による死者・負傷者は発見されておらず、環境汚染も報告されていないことを明らかにした。

しかしながら、トルコの一部メディアではクレーンオペレーターが重傷を負ったという情報もあるため、人的被害については精度の高い詳細な続報を待つ必要がありそうです。

トルコの運輸・インフラ省によるX投稿【2024年3月16日17時投稿(トルコ現地時間)】

(翻訳)

今日の15時45分、香港船籍の全長368メートルのコンテナ船「YMウィットネス」が、コジャエリ・エヴィヤップ港で操縦士の監督下で接岸操作中に港のクレーンに衝突し、クレーンが転覆し、船から数個のコンテナが海に落下した。

当初の調査結果によると、この事件では死者も負傷者も発見されず、環境汚染も報告されていなかったため、港湾局は現場で調査を開始しました。

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ガントリークレーン3基倒壊、そのうち1基がコンテナ船にもたれた状態

事故が起きたエヴィヤップ港を上空から撮影した画像では、ガントリークレーン4基のうち3基が倒壊していることが確認できます。西側の1基だけは自立しているので無事のように見えますが、衝突による損傷の有無については不明。

厄介なことに倒壊したガントリークレーンのうち1基がコンテナ船にもたれかかった状態になっているようです。不用意に船体を動かすとクレーンや積荷のコンテナが海に落下する可能性があり非常に不安定。しかし、容易に近づくことが出来ないので、船体を動かして落下させた後に処理する以外なさそうですが、危険な作業となり2次災害につながることが懸念される。

事故が発生したトルコのエヴィヤップ港

コンテナ船「YM WITNESS」

DNVに登録されているコンテナ船「YM WITNESS」のRegister of Ship
  • Owner(船主):Seaspan Holdco LVIII Ltd.
  • Manager(運航会社):Seaspan Ship Management Ltd.
  • Shipbuilder(建造):Hyundai Heavy Industries Co., Ltd.
船名YM WITNESS
総トン数145,324トン
載貨重量トン145,091トン
コンテナ積載容量14,080TEU
長さ368.08m
51m
船籍香港
建造年2015年6月
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【動画】コンテナ船「YM WITNESS」衝突事故の瞬間

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