Siemens Gamesaは、デンマークのウスタイル(Østerild)試験場に設置するオフショアプロトタイプ「SG 14-236 DD」の組立準備を開始。
「SG 14-236 DD」オフショアプロトタイプ
Siemens Gamesaは、「SG 14-236 DD」のプロトタイプナセルが設置の為に工場を離れ、デンマークのウスタイル(Østerild)試験場に向かっており、プロトタイプの設置が始まることを発表した。
The journey begins:Follow the assembly of our largest offshore turbine through the team behind the scenes
(旅の始まり:舞台裏のチームを通じて、当社最大のオフショア タービンの組み立てをたどってください)
The journey begins: Follow the assembly of our largest offshore turbine through the team behind the scenes (siemensgamesa.com)
先日、すでにウスタイル(Østerild)試験場に設置されているオフショアプロトタイプ「SG 14-222 DD」が24時間出力で359MWhを記録。
Siemens Gamesaの大型オフショア風車の製品ラインナップ
製品名 | SG 11.0-200 DD | SG 14-222 DD | SG 14-236 DD |
---|---|---|---|
発電容量 | 11MW | 14MW | 14MW |
ローター直径 | 200m | 222m | 236m |
ブレード長さ | 97m | 108m | 115m |
受風面積 | 31,400m2 | 39,000m2 | 43,500m2 |
量産開始 | 2022年 | 2024年 | 2024年 |
Siemens GamesaのHPに記載されている情報によると「SG 14-222 DD」「SG 14-236 DD」の両者ともに、パワーブーストすると発電容量が最大15MWになるという点は同一。AEPと呼ばれる年間発電量については、「SG 11.0-200 DD」と比較して「SG 14-222 DD」は25%以上増加、「SG 14-236 DD」は30%以上増加。やっぱり羽が大きい風車の方が年間発電量は大きくなる見込みらしい。
各製品の推奨対象の設置場所を見ると ”洋上、強風” という点は全ての製品で同一ですが、「SG 14-236 DD」だけ ”洋上、強風及び低風” になっていました。
「SG 14-236 DD」の風車部分は東京ドームとほぼ同じ大きさ!?
「SG 14-236 DD」の受風面積43,500m2は、東京ドームの建築面積46,755m2(スタンドより外周の部分も含む面積)とほぼ同じくらいの大きさ。グラウンド部分だけだと13,000m2なので約3.3倍。そう考えると無茶苦茶デカい。
ナセルはデンマークのブランデから出荷
プロトタイプナセルはデンマークのブランデにあるSiemens Gamesaの工場から出荷されてウスタイル(Østerild)試験場に運ばれたようです。Google mapでルート計算すると約160kmの道のり。
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