中国能源集団龍源電力は、グループの技術プロジェクトに基づいて開発した浮体式風力発電統合プラットフォームの設計が中国船級協会のAIP(Approval in Principle)を取得したことを発表。浮体式洋上風力と養殖漁業を融合させたプラットフォームは、福建省南日島の国立海洋牧場デモンストレーションエリアで建設される予定。
浮体式洋上風力と養殖漁業を融合させたプラットフォームがAIP取得
国家能源集団に属する龍源電力集団(China Longyuan Power Group)は、グループの技術プロジェクト「浮体式洋上風力発電の主要技術研究開発とエンジニアリング実証」に基づいて開発した浮体式風力発電統合プラットフォームの設計が中国船級協会のAIP(Approval in Principle)を取得したことを発表した。
浮体式洋上風力の浮体基礎部分に養殖漁業を行う設備を組み込んだプラットフォーム。あまり斬新な発想とは言えませんが、中国の記事では”革新的なコンセプト”を採用しているという紹介。発電した電力を養殖漁業にすべて使用するのか、陸上の送電網に接続して送電するのかは不明。
開発した浮体式風力発電統合プラットフォームは、福建省の南日島にある国立海洋牧場デモンストレーションエリアで建設される予定。
基本設計承認(AIP、Approval in Principle)とは、設計初期の段階で、国際条約や船級規則など既存の規制に基づき、設計を審査し、要件への適合の証明として発行する。後工程における規制面の手戻りの防止や、船級登録時の審査時間の短縮に繋がるとともに、設計状況の対外的なアピールの技術的根拠として活用することが可能。
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