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デンマークで20MW浮体式洋上風車のテストラボ設立

デンマークで20MW浮体式洋上風車のテストラボ設立 洋上風力発電
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デンマークで20MW浮体式洋上風車のテストラボ設立

DHIの掲載記事

Tomorrow’s floating wind turbines to be tested at DHI

(明日の浮体式風力タービンがDHIでテストされる)

https://www.dhigroup.com/news/tomorrows-floating-wind-turbines-to-be-tested-at-dhi

デンマークの大手企業などで構成されるコンソーシアムによって20MW級浮体式洋上風力タービンの開発を目的としたテストラボを設立することが明らかにされました。「FloatLab」と呼ばれるプロジェクトのlaboratory(研究室)は、DHIに設置されるという。

「FloatLab」プロジェクトは、デンマークイノベーション基金から1,530万デンマーククローネ(約200万ユーロ)、日本円に換算するとおよそ3億2,800万円の支援を受けており、新しいモデル規模の風力発電機、風力タービン、浮体基礎が開発される予定。

「FloatLab」プロジェクトのメンバー
  • DHI(デンマーク水理研究所、Danish Hydraulic Institute)
  • DTU(デンマーク工科大学、Technical University of Denmark)
  • Siemens-Gamesa Renewable Energy
  • Stiesdal Offshore
  • Stromning
  • Ørsted
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「FloatLab」プロジェクトは2027年まで実行

「FloatLab」プロジェクトのプロジェクトリーダーであるDTUの教授は「FloatLabは、数値モデルと測定データを組み合わせる方法を変える」と述べており、さらに「測定値は、デジタルツイン設定の計算モデルに直接接続することで最終的には設計プロセスをより速く、より正確にすることが出来る」と述べている。

「FloatLab」プロジェクトは、測定セットアップ、モデル、相互接続を段階的にアップグレードしながら2027年まで実行するという。その結果は公開ワークショップ、会議、博士課程サマースクールなどで発表され、数値計算モデルに組み込まれる予定。

DHIの掲載記事を集中して読みましたが、「FloatLab」プロジェクトで実行しようとしている内容を理解するのはなかなか難しい。恐らく、測定されたデータはデジタルツインを駆使して計算モデルに反映させることで試行錯誤を繰り返しながら段階的にモデルのアップグレードをおこなうというもの。従来よりも試行錯誤のスピードと精度が向上することによって、効率的で正確な開発が進められるということを言ってるんだと思います。

最終的には数値計算モデルにも組み込まれるという記載があるので、洋上風力に関する基礎的な条件として採用されるようなデータが生み出される重要なプロジェクトになるようです。

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