韓国企業が洋上風力向けに1,600トン吊りクレーン船取得
2026年2月27日、韓国のWOORI TECHNOLOGYは1,600トン吊りクレーン船「Nuribaram No. 1」の取得を完了し、同船に関する輸送・設置契約を獲得したと発表。
取得したクレーン船の船体寸法は長さ102m、幅42.6m、深さ9m。1,600トン吊りのメインクレーンと350トン吊りの補助クレーンを搭載。レグは無いためSEP船ではなく、8点係留設備を備えた非自航式のクレーン船。DPSの搭載・非搭載については不明。施工用途としては、風力タービン基礎の設置を想定。
プレスリリースにリンク先が貼られている韓国最大の総合経済情報サービス企業Edailyの掲載情報によると、契約を獲得したのは「Shinan-Ui offshore wind project」と「Aphae offshore wind project」の2件。1,600トン吊りクレーン船「Nuribaram No. 1」を動員し、洋上風力プロジェクトを手掛けるCGOと共同で進める。施工範囲について記載はありませんが、着床式の風力タービン基礎設置をおこなうものと思われます。
元船は中天科技の「中天9」

出典:江苏中天科技股份有限公司
WOORI TECHNOLOGYのプレスリリースでは「Nuribaram No. 1」(누리바람 1호)という船名で紹介されていますが、韓国船級協会(Korean Register)に登録されている船名は「CGO NURIBARAM」。韓国語でNURI=世界、BARAM=風という意味。
IMO番号を基に建造時の船名を辿ると、元船は中天科技の「中天9」(ZHONG TIAN 9)でした。2018年12月の建造時に350トン吊りの補助クレーンは搭載されていなかったようです。
WOORI TECHNOLOGYのプレスリリースでクレーン船の取得元については ”グローバル企業” となっており、どのような経緯で購入したのか不明。購入において502億ウォン、日本円で約53億円の資金調達をおこなったと報じられている。
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1,600トン吊りクレーン船「CGO NURIBARAM」

- Owner(船主):WOORI V1 CO., LTD.
- Manager(運航会社):STX Ocean Service Corporation.
- Shipbuilder(建造):China Merchants Heavy Industry (Jiangsu) Co., Ltd.
| 船名 | CGO NURIBARAM |
| クレーン能力 | メイン:1,600トン 補助:350トン |
| 総トン数 | 13,272トン |
| 載貨重量トン数 | 8,640トン |
| 長さ | 102.02m |
| 幅 | 42.6m |
| 深さ | 9m |
| 船籍 | マーシャル諸島 |
| 建造年 | 2018年12月 |


















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