横浜でメタノール燃料コンテナ船「Astrid Maersk」命名式
2024年4月4日、横浜港でMaerskのメタノール燃料に対応した全長約350mのコンテナ船「Astrid Maersk」の命名式がおこなわれました。日産自動車の内田社長夫人がGodmotherとなり命名されたコンテナ船「Astrid Maersk」の命名式には、MaerskのVincent Clerc CEOや横浜市長が列席。
今後は、アジアとヨーロッパを結ぶ航路で主に自動車部品を輸送。メタノール燃料船により自動車部品などのサプライチェーンにおいて脱炭素化が期待されるという。
コンテナ船「Astrid Maersk」は、2024年から2025年の間にMaerskが納入を予定している1万6000TEU型以上の大型メタノール二元燃料船18隻のうち2隻目にあたり、この他にも2,100TEU型1隻、9,000TEU型6隻を加えた25隻のメタノール二元燃料コンテナ船を建造予定。建造場所は、9,000TEU型が中国、それ以外は「Astrid Maersk」も含めて韓国で建造。
MaerskのVincent Clerc CEOは、海上輸送のエネルギー転換に向けた重要な一歩とした上で、グリーンサプライチェーン実現のために重要なのは、化石燃料とグリーン燃料の価格差を縮め、公平な競争条件を確保するための国際海事機関(IMO)による世界的な規制が必要であると述べています。
船名 | Astrid Maersk |
総トン数 | 167,090トン |
コンテナ積載容量 | 16,200TEU |
長さ | 349.2m |
幅 | 53.5m |
船籍 | デンマーク |
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