自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」の乗組員14ヶ月ぶりに解放

自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」の乗組員14ヶ月ぶりに解放 事件・事故
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自動車運搬船「GALAXY LEADER」の乗組員14ヶ月ぶりに解放

2025年1月22日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は自動車運搬船「GALAXY LEADER」(ギャラクシー・リーダー)の乗組員を解放し、オマーンに引き渡したと発表。

日本郵船が英国のGalaxy Maritimeから傭船し運航する自動車運搬「GALAXY LEADER」がフーシ派に乗っ取られたのは2023年11月19日。トルコからインドへ向け、イエメンのホデイダ沖付近を航行していた「GALAXY LEADER」にヘリコプターで乗船し、拿捕する様子は衝撃的なものでした。

14ヶ月の間拘束されていた「GALAXY LEADER」の乗組員は25人でフィリピン人17人、メキシコ人2人、ブルガリア人2人、ウクライナ人3人、ルーマニア人1人。フーシ派は乗組員の開放について、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの間で発効した停戦合意を支持するものだとしており、ハマスから乗組員の解放を要請されたと報じられています。

自動車運搬「GALAXY LEADER」は、バハマ船籍で英国を拠点とするGalaxy Maritimeから日本郵船が傭船して運航していました。フーシ派は拿捕について、Galaxy Maritimeの共同所有者にイスラエル人実業家アブラハム・ウンガー(Abraham Ungar)氏が名を連ねていることだと主張している。

拿捕した「GALAXY LEADER」を観光客に開放

拿捕された後、拘束されている間に「GALAXY LEADER」を観光客に開放するという信じがたいこともおこなわれていました。

Googleマップで「GALAXY LEADER」が停泊していると思われるイエメン西部のアル・ジャジラ沿岸を確認するとアラビア語で ”Galaxy Leader Park” と記載されている地点や ”GALAXY LEADER” という地点が登録されている。

今回の報道で乗組員は解放されたようですが、自動車運搬船「GALAXY LEADER」の船体自体の行方については報じられていない。「GALAXY LEADER」のAIS情報を確認すると、2025年1月23日時点でアル・ジャジラ沿岸から動きは無く、停泊したままになっていました。

自動車運搬船「GALAXY LEADER」(ギャラクシー・リーダー)

自動車運搬船「GALAXY LEADER」(ギャラクシー・リーダー)は、日本郵船が英国のGalaxy Maritimeから傭船し運航。

船名GALAXY LEADER
総トン数48,710トン
載貨重量トン17,127トン
長さ189m
32m
建造年2002年
船籍バハマ
日本郵船がイエメン沖の自動車運搬船拿捕に対し対策本部設置
自動車運搬船「GALAXY LEADER」(ギャラクシー・リーダー)
出典:FleetMon | MSC_Michi
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