石垣沖で座礁した「シンハイズー2」5月に撤去完了の見通し
NHK | 沖縄 NEWS WEBの掲載記事【2024年1月24日14時48分掲載】
中国の貨物船座礁事故から1年 撤去は5月に終わる予定
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20240124/5090026425.html
2023年1月24日に石垣島へ向かって航行していたパナマ船籍の貨物船「XIN HAI ZHOU 2」(シンハイズー2)が沖縄県竹富島沖で座礁してから1年が経過しました。
NHKが報じた沖縄県による情報では、2023年12月末までに3,800トンある重量のうち750トン分を解体し、ウッドチップの回収も進めているとのこと。順調に進めば予定通り2024年5月に撤去作業が終わる見通しだという。
撤去開始して間もなく台風により船体分断、撤去期間3ヵ月延長
貨物船「XIN HAI ZHOU 2」撤去工程
- 2023年
7月13日撤去作業開始船体軽量化のため、積荷や搭載物を撤去
- 8月台風6号の影響で船体が分断
- 2024年
2月撤去完了(当初予定) - 5月撤去完了(2023年8月変更の予定)
貨物船が座礁した場所は日本最大のサンゴ礁海域で国立公園に指定されている「石西礁湖」であり、周辺環境への影響を最小限に留めるため早期撤去が望まれていましたが、撤去作業が開始されたのは座礁からおよそ半年後の2023年7月中旬。
しかし、撤去作業を開始して間もない8月初旬に襲来した台風6号の影響で船体が分断。台風襲来以前に積荷のヤシガラ流出が確認されていたのは3つある貨物船倉のうち2つだけでしたが、船体分断により全ての船倉から積荷が流出し、被害は拡大。
そして、2023年8月15日、沖縄県の八重山合同庁舎で開催された座礁船撤去作業に関する説明会の中で、撤去期間が3ヵ月延長され、撤去完了予定は2023年2月から2024年5月になることが明らかにされていました。
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