「Voltaire」建造進捗
2020年3月に中国のCOSCO Shippingで建造が開始された3,000トン吊りSEP起重機船「Voltaire」ですが、順調に建造が進んでいるようです。
この度、Huisman製の3,000トン吊りクレーンと全長130mのレグ4本が設置されました。
クレーンハウスとブームの重量はそれぞれ1,800トンと800トン。
クレーンブームの設置
設置作業をしている起重機船は5,000トン吊り起重機船「XIN ZHEN FU 7(新振浮7)」
レグの設置
レグの下端部分は船体進水前にドック内で設置済みなので、そこから上の部分を連結しているようです。
Universal Quick Connector (UQC)搭載
「Voltaire」はクレーンメーカーのHuismanが提供するUniversal Quick Connector (UQC)と呼ばれる用途に合わせたクレーンフックを迅速、安全に交換するシステムを採用しています。
この”Universal Quick Connector”は、所有会社であるベルギーのJan De Nulが現在「Voltaire」と並行して中国で建造中の5,000トン吊りクレーン船「Les Alizés」にも採用されています。
システムの概要や動作アニメーションの動画を以前の記事で取り上げているので興味のある方は関連記事をクリック👇。
「Voltaire」の概要
吊上能力 | 3,000トン吊 |
クレーンメーカー | Huisman |
長さ | 169.3m |
幅 | 60.0m |
深さ | 14.6m |
レグ長さ | 130m |
建造年 | 2022年 |
建造場所 | COSCO Shipping Heavy Industry(中国) |
所有会社 | Jan De Nul |
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