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「Bokalift 2」に搭載されたモノパイル建て起こしツール

「Bokalift 2」に搭載されたモノパイル建て起こしツール 洋上風力発電
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「Bokalift 2」に搭載されたモノパイル建て起こしツール

Osbitの掲載記事【2023年9月5日掲載】

Osbit supplies upending hinge to Boskalis for US offshore wind project

(Osbit、米国の洋上風力発電プロジェクト向けにボスカリス社にひっくり返しヒンジを供給)

https://www.osbit.com/osbit-supplies-upending-hinge-to-boskalis-for-us-offshore-wind-project/

2023年8月初旬に風力タービン12基と洋上変電所1基のモノパイル設置が完了したアメリカの洋上風力発電所「South Fork Wind」。そこで設置作業をおこなっていたBoskalisの4,000トン吊りクレーン船「BOKALIFT 2」には Osbit のモノパイル建て起こしツールが使用されていたようです。

モノパイル打設には、建て起こしを補助する設備以外にも専用の吊具やパイルグリッパー、打ち込みをおこなう油圧ハンマーやバイブロハンマーなど様々な機材が必要になります。Osbit では、モノパイル建て起こしツールの他にもパイルグリッパーやモノパイルクリーニングツールなどの設計・製造をおこなっている。

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「South Fork Wind」の概要

「South Fork Wind」の概要
  • 設置位置:ニューヨーク州 モントーク岬から東へ35マイル(56km)
  • 発電容量:132MW
  • 風力タービン:Siemens Gamesa SG 11.0-200 DD、11MW、12基
  • 風車基礎:着床式、モノパイル
  • 運転開始予定:2023年末
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Osbit製の機材は日本の洋上風力でも使用されている

秋田港に入港したSEP起重機船「SEAJACKS ZARATAN」
出典:Akita Offshore Wind Corporation

Osbit の掲載記事によると「BOKALIFT 2」に搭載されているモノパイル建て起こしツールは、Boskalis向けとして初めてですが、これまでの納入実績からすると3番目にあたるという。

過去の記事を調べてみると日本の洋上風力発電所建設でもOsbit製の機材を使用していました。

Osbitの掲載記事【2020年5月5日掲載】

Osbit to deliver monopile upending tool for Seajacks

(Osbit、Seajacks向けモノパイル反転ツールを提供)

https://www.osbit.com/osbit-to-deliver-monopile-upending-tool-for-seajacks/

使用していたのは「秋田港・能代港洋上風力発電所」。800トン吊りSEP起重機船「SEAJACKS ZARATAN」に搭載されていたようです。

日本のSEP起重機船も似たような機能を持ったモノパイル関連機材を搭載しています。清水建設の「BLUE WIND」は IQIP、大林組・東亜建設工業の「柏鶴」は Huisman にモノパイル建て起こし機能を備えたパイルグリッパーを発注している。五洋・鹿島・寄神の「CP-16001」は不明。

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