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台湾で4,000トン吊りクレーン船「GREEN JADE」進水

洋上風力発電
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完成予定は2023年初頭

 2022年4月3日、台湾南部の高雄市にある台湾国際造船高雄造船所で建造中の「GREEN JADE」が進水式を行ったようです。

 2020年9月に建造を開始。建造開始当初の完成予定は2022年末に引き渡し予定でしたが、ここに来て完成予定は2023年初頭という発表に変わりました。いろいろな影響で少しズレ込んだのかも。

 上空からの画像が無いので分かりにくいですが、4,000トン吊りのクレーンはまだ搭載されていないようです。

洋上風力発電設備建設用

 レグは搭載されていないのでSEP起重機船ではありませんが、主たる建造目的は洋上風力発電設備の建設用だそうです。

 自動船位保持装置はDP3が搭載されるようなので、水深50m以上の海域で設置されることが多い浮体式風車の建設に有利ですが、着床式風車の基礎杭打設も可能。

DPSとは?

Dynamic Positioning System の略。自動船位保持装置。

錨やワイヤーを使用せずに、船舶を長時間一定の位置に保持するためのシステム。潮流、波、風などで船が移動しないよう、色々なセンサーで船舶の位置や向きを検知し、スラスターなどで自動的に補正する装置。

各船級協会のDPS階級

船名「GREEN JADE」の意味

 船名「GREEN JADE」の意味は緑翡翠

 トップ画像の船体の船名を確認すると「GREEN JADE」の上に「環海翡翠」とあります。

「GREEN JADE」の概要

吊上能力4,000トン吊
長さ216.5m
49.0m
深さ16.8m
積載重量60,000トン
建造年2023年初頭 予定
(建造開始:2020年9月)
建造場所CSBC’s shipyard in Kaohsiung:台湾
所有会社CDWE
(CSBC:台湾とDEMEOffshore:ベルギーの合弁会社)

進水式の動画

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