40MW Windcatcher設計でDNVのAiP取得
The 40MW Windcatcher design receives Approval in Principle (AiP) from DNV
(40MW Windcatcher設計が DNV から原則承認 (AiP) を取得)
出典:https://www.windcatching.com/wcs-insights/insight7
ノルウェーのWind Catching Systems(WCS)は、40MW Windcatcher設計でDNVのAiP(Approval in Principle:基本設計承認)を取得したと発表。Windcatcher technologyの商用実証へ向けた重要なマイルストーンが達成されたと述べています。
AiPを取得した40MW Windcatcher設計は、1MW風車117基を設置する計画のフルスケールと比較して約1/3。AiP取得発表の掲載記事に画像はありませんが、Wind Catching Systemsのウェブサイトで確認できる情報では、40MW Windcatcherに搭載している風力タービンは40基。早く実機を見てみたい気持ち。
AiPに至るまでの技術開発作業は、エンジニアリング パートナーである Aibel および Arup との共同で進められたそうです。両社は、オフショア構造物の高度なシミュレーションと設計に関する深い知識と経験でプロジェクトを支援。Windcatcher technologyの技術開発作業は構造および海洋設計、安定性と流体力学、係留システムの配置、レイアウトと技術的安全性、輸送と設置など、さまざまなエンジニアリング分野を網羅しているという。
エンジニアリング作業の補足として、ノルウェーのモーレイ(Måløy)にある Stadt Towing Tank で物理モデル検証を実施。この検証により、Windcatcher がさまざまな波の条件でどのように機能するかをより深く理解することに加え、分析モデルの調整に活用。
商用実証試験を予定
Wind Catching Systems は、子会社の Wind Catching Demo AS を通じ、ノルウェーのオイガーデン(Øygarden)沖で計画しているデモンストレータープロジェクトのライセンス取得に向けたプロセスを開始したと述べています。
AiPを取得した40MW Windcatcher設計は、プロジェクトで予定されている4つのユニットのうち最初のユニットになるという。
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