フィリピンで貨物船が荒天により傾き沈没、乗組員13人全員救助
2024年1月15日、フィリピンのミンダナオ島西部のスールー海にあるバヤンガン島西側で荒天により傾いた貨物船「STAR SABANG」が沈没する事故が発生。
フィリピン沿岸警備隊の発表によると、貨物船はセブからサンボアンガへ向けて170トンのセメントを運んでいたという。積荷が風袋や大型土嚢などに入った粉体のセメントなのか、コンクリート2次製品なのかは不明ですが、荒天による波浪を受けて船内の積荷が移動したことで船体傾斜につながったとみられている。
事故当時、貨物船には13人の乗組員が乗船していましたがフィリピン沿岸警備隊によって救助され、全員無事。
貨物船の沈没位置
出典:Philippine Coast Guard
フィリピン沿岸警備隊発表している画像の中に、貨物船「STAR SABANG」が沈没したと思われる位置で撮影されたGARMINの音探画面があり、右下に表示されている緯度経度をGoogleマップにプロットするとバヤンガン島の約1km西側という位置でした。水深は173.7フィートという表示なので、およそ53m。
貨物船「STAR SABANG」の概要
船名 | STAR SABANG |
総トン数 | 496トン |
載貨重量トン | 517トン |
長さ | 52m |
幅 | 8m |
船籍 | フィリピン |
建造年 | 1987年 |
出典:Philippine Coast Guard
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