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大西洋のど真ん中で嵐によりプロペラが折れた貨物船

大西洋のど真ん中で嵐によりプロペラが折れた貨物船 事件・事故
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大西洋のど真ん中で嵐によりプロペラが折れた貨物船

大海原を航行中に船のプロペラが折れるなんて、なかなか想像できませんが2022年に大西洋を航行していた全長約200mのばら積み貨物船「MAGIC SEAS」で実際に起きてしまったそうです。”プロペラが折れた”と聞いて何枚かある羽根の一部が折れた程度なのかと思いましたが、シャフト部分からポッキリ折れてしまったという。

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貨物船「MAGIC SEAS」のプロペラ破損事故

貨物船「MAGIC SEAS」がプロペラ破損した位置とその後に曳航されたトルコの造船所

2022年4月頃にばら積み貨物船「MAGIC SEAS」は、大西洋上で嵐によってプロペラが破損。その後、およそ2週間後にアンカーハンドリングタグ「ALP WINGER」が現場に到着し、折れたプロペラ部分の止水処理を実施。そして、「ALP WINGER」により地中海のトルコにある造船所へ曳航されたという。

プロペラが折れて漂流状態になっていた貨物船「MAGIC SEAS」の救出をおこなったのは、ギリシャのピレウスに拠点を置く海洋ダイビング会社 THALASSA HOLDINGS とAHTB「ALP WINGER」を運航する ALP MARITIME SERVICES。

折れたプロペラ部分の止水処理はダイバーによっておこなわれています。近年ではカメラやビデオで海の中にある損傷部分の確認が船上にいる人たちでも容易にできるようになりましたが、改めて今回のような任務に従事するダイバーは潜れるだけで務まるものではないということが分かりました。

貨物船「MAGIC SEAS」の概要

船名MAGIC SEAS
総トン数35,812トン
載貨重量トン63,008トン
搭載クレーン36トン×4基
長さ199.99m
32.26m
建造年2016年
ばら積み貨物船「MAGIC SEAS」
出典:FleetMon | Ruud-Marcel

アンカーハンドリングタグ「ALP WINGER」の概要

船名ALP WINGER
総トン数2,789トン
長さ65.0m
18.5m
深さ8.5m
速力16ノット(最大)
建造年2007年
アンカーハンドリングタグ「ALP WINGER」
出典:ALP MARITIME SERVICES
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