SOV「Wind of Hope」が英国沖の風力タービンに衝突

SOV「Wind of Hope」が英国沖の風力タービンに衝突 事件・事故
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SOV「Wind of Hope」が英国沖の風力タービンに衝突

LOUIS DREYFUS ARMATEURS の声明【2024年9月20日発表】

September 20th Statement

(抜粋)

Owners of the Service Operation Vessel, “Wind of Hope”, (IMO 986 9045), report that the SOV allided with a wind turbine of the Hornsea 1 Wind Farm in the U.K. There are 26 crew members and 46 specialist personnel on board, none of whom were injured. There was no water ingress, nor pollution reported.

(9月20日の声明)

(サービス オペレーション船「Wind of Hope」(IMO 986 9045) の所有者は、SOV が英国のホーンシー 1 風力発電所の風力タービンに衝突したと報告しています。船には 26 人の乗組員と 46 人の専門職員が乗船していましたが、負傷者はおらず、浸水や汚染は報告されていません。)

出典:https://www.lda.fr/en/september-20th-statement/

2024年9月19日18時38分(現地時間)、SOV「Wind of Hope」がイギリス沖の北海に設置されている「Hornsea 1 Wind Farm」の風力タービンに衝突する事故が発生。

LOUIS DREYFUS ARMATEURS Group(LDA)が9月20日に発表した声明によると、事故当時、SOV「Wind of Hope」には乗組員26人と専門職員46人の合わせて72人が乗船していましたが、負傷者は無く、船体への浸水や油流出などの海洋汚染は報告されていないという。

SOV「Wind of Hope」は船体確認のためグリムズビーの港へ

出典:Ørsted

SOV「Wind of Hope」では風力タービンとの衝突によって人的被害は出なかったものの、水面より上の右舷側船体とヘリデッキが損傷。そして、事故後に船体確認のためグリムズビーの港へ移動。

衝突した風力タービン側も基礎部分に損傷が確認されており、「Hornsea 1 Wind Farm」を運営するØrstedは風力タービン周囲に立ち入り禁止区域を設定。関係当局による事故原因の調査が開始されています。

損傷した船体や風力タービン基礎部分の画像が公開されていないため、衝突の程度が気になるところ。

SOV「Wind of Hope」

SOV「Wind of Hope」が英国沖の風力タービンに衝突
SOV「Wind of Hope」
出典:CEMRE SHIPYARD

SOV「Wind of Hope」は、トルコCemre ShipyardがLouis Dreyfus Armateurs向けに建造、2021年6月に竣工・引き渡し。2019年に同造船所で竣工したSOV「Wind of Change」の姉妹船。

船名Wind of Hope
総トン数6,499トン
載貨重量トン数2,000トン
長さ83m
19.4m
深さ7m
喫水5.2m
宿泊設備90人
DPSDYNAPOS AM/AT R
(Class 2 相当)
船籍フランス
建造場所CEMRE MARIN ENDUSTRI
(トルコ)
建造年2021年6月
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