フランスのFécamp洋上風力発電所で重力式基礎設置開始

フランスのFécamp洋上風力発電所で重力式基礎設置開始着床式

 フランスで建設中の「Fécamp offshore wind farm」。採用されている基礎構造は重力式という少し珍しいタイプ。その設置作業がいよいよ開始されたようです。予定ではSaipem 7000による設置でしたが、作業を行っているのは世界最大のクレーン船「Sleipnir」のようです。

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Fécamp洋上風力発電所で基礎設置開始

Fécamp offshore wind farmで重力式基礎を設置する「Sleipnir」
出典:Parc éolien en mer de Fécamp

 重力式という少し珍しい構造の風車基礎は、予定ではSaipem 7000が設置作業を行う予定でしたが、「Sleipnir」が行っているようです。

 👆上の画像では「Sleipnir」が軽々と吊り上げているように見えますが、重力式基礎の重量は5,000トン。日本では吊り上げることが出来るクレーン船が居ないレベルの重量。

 重力式基礎の形状は、円錐形で底の部分が直径31m、高さは48m~54m。重量は5,000トン

重力式基礎への玉掛け方法
フランスのFécamp洋上風力発電所で重力式基礎設置開始
運搬台船から重力式基礎を吊り上げる「Sleipnir」
出典:Parc éolien en mer de Fécamp

 運搬されてきた台船上に高所作業車などは積んでいないようです。画像だけ見るとボート2隻で運搬台船をキープした状態で吊り上げているように見ます。

 重力式基礎の上部に黄色の突起が高さ違いで2本あります。そこに吊り治具を差し込んで玉掛けしているのかもしれません。

「Fécamp offshore wind farm」の概要

「Fécamp offshore wind farm」の概要
  • 設置位置:フランス フェカン沖、海岸から13〜22 km、水深25~30m
  • 発電容量:Siemens Gamesa SWT-7.0-154、7MW×71基=497MW
  • 風車基礎:着床式、重力式
  • 風車形状:ローター直径 154m、ブレード長さ 75m、ハブ高さ 105m、全高 180m
  • 2023年、運転開始予定

 フランスで建設中の「Saint-Brieuc offshore wind farm」と同じで海象条件的に夏季しか現地での作業が出来ないので2023年の運転開始を目指すと今季に基礎をいくつか設置しておかないと工程的に厳しくなってしまうのでしょう。

 設置する風車の数は71基。

 どこかの段階で「Sleipnir」と「Saipem 7000」が入れ替わるのかは分かりません。

The installation of the foundations will be done by Heerema Marine Contractors’ semi-submersible crane vessel Sleipnir which is currently at the construction site, according to the vessel’s AIS data.

(基礎の設置は、船舶のAISデータによると、現在建設現場にあるHeerema Marine Contractorsの半潜水クレーン船Sleipnirによって行われます。)

According to earlier information on this part of the project, the gravity-based foundations were planned to be installed by Saipem 7000. However, the vessel’s AIS data is still showing it to be working at the Seagreen 1 offshore wind project site in Scotland.

(プロジェクトのこの部分に関する以前の情報によると、重力ベースの基礎はSaipem 7000によって設置される予定でした。しかし、この船のAISデータはまだスコットランドのSeagreen 1洋上風力発電プロジェクトサイトで働いていることを示しています。)

OffshoreWIND.biz has contacted Heerema to confirm Sleipnir’s deployment on the Fecamp project, with the company yet to confirm.

(OffshoreWIND.biz はHeeremaに連絡を取り、SleipnirのFecampプロジェクトへの展開を確認したが、同社はまだ確認していない。)

Fécamp Gravity-Based Foundations Set Sail | Offshore Wind

「Saipem 7000」は今どこに?

 フランスの「Fécamp offshore wind farm」で重力式基礎を設置する予定だった「Saipem 7000」は今どこにいるのか?先程の記事によるとスコットランドの洋上風車建設現場にいるという事でしたが、AIS情報を検索してみました。

Saipem 7000のAIS情報
「Saipem 7000」のAIS情報

 記事の情報通り、スコットランド沖合で建設中の洋上風力発電所「Seagreen 1A」にいました。

 

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