東洋建設の自航式ケーブル敷設船、ルーマニアで起工式


2024年9月24日、ルーマニアのVARD Brăila Shipyardで東洋建設向けとなる自航式ケーブル敷設船の起工式(Keel Laying Ceremony)がおこなわれました。
完成・引き渡し時期は当初予定から変更は無く、2026年上半期の予定。
自航式ケーブル敷設船は、イタリアの造船会社フィンカンティエリ傘下のVARDによる船体設計で ”VARD 9 15” を採用。長さ150m、幅28mの船体は日本の自然条件に最適な仕様となっており、水深の浅い海域から深い海域まで幅広いエリアで高い稼働率の作業が可能。
Huisman製の250トン吊りハイブリッドブームクレーン及び100トン吊りナックルブームクレーンを搭載。搭載予定のクレーン2基は東洋建設の要望を満たす設計になっており、日本海事協会(ClassNK) の規定に従い認証を受ける予定。クレーンの製造場所は、中国の福建省 漳州市にあるHuisman China。
建造タイムライン
建造タイムライン
- 2023年12月建造契約締結
建造契約時点で引き渡し予定は2026年上半期
- 2024年7月建造開始
VARD Brăila ShipyardでFirst Steel Cutting Ceremony実施
- 2024年9月起工式
起工式(Keel Laying Ceremony)
自航式ケーブル敷設船の概要
| 総トン数 | 19,000トン |
| 長さ | 150m |
| 幅 | 28m |
| 深さ | 12m |
| 喫水 | 7m(最大) |
| ケーブル容量 | 9,000トン |
| 甲板面積 | 2,500m2 |
| 宿泊設備 | 90人 |
| DPS | Class 2 |
| クレーン | 250トン、100トン (動揺低減機能付き) |
| その他の設備 | ヘリデッキ 4点係留装置 2×ROV システム バッテリー蓄電 |

出典:TOYO CONSTRUCTION





















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