「BOKA Vanguard」254mの浮きドック輸送完了

「BOKA Vanguard」254mの浮きドック輸送完了 船舶
スポンサーリンク

「BOKA Vanguard」254mの浮きドック輸送完了

2025年8月20日、Boskalisはトルコからカリフォルニア州サンディエゴのNASSCOへ長さ254m、幅54mの浮きドック輸送を完了したと発表しました。

巨大な浮きドックの輸送をおこなったのは、Boskalisが所有する世界最大半潜水式運搬船BOKA Vanguard」。

トルコからアメリカ西海岸への浮きドック輸送では、南アメリカ大陸南端のマゼラン海峡を通過。パナマ運河を通るルートの方が短距離になりますが、半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」の船幅では通航することが出来ないため、マゼラン海峡を通って大西洋から太平洋へ。Boskalisによると、「BOKA Vanguard」がマゼラン海峡を通過するのは10年以上ぶりになるという。

2025年2月に船体を大型化する改修作業を完了

2025年2月、Boskalisは所有する半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」の船体を大型化する改修作業が完了したことを発表。船体改修作業がおこなわれたのは中国の浙江省舟山市。

改修作業を実施する前の半潜水式運搬船「BOKA Vanguard」は、長さ275m、幅78.75mで貨物を搭載する甲板スペースは、275m×70m。改修作業では船幅を拡幅するため、12m×50mという大きさの船外プラットホームを増設。

改修作業完了後、中国からトルコのヤロヴァ(Yalova)へ全長360mのフローティングドック輸送を完了。輸送したフローティングドック「Sefine Dock 3」は、トルコのSefine Shipyard向けとして舟山中遠海運重工で建造。船体寸法は長さ360m、幅68m(内部幅58m)、トップデッキの高さ28m。フローティングドックとしての容量は75,000トン。

【動画】フローティングドック「Sefine Dock 3」輸送

スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました