大分空港のホーバークラフトがまさか⁉の部品破損で納期遅延
これはちょっと残念な情報。
大分空港と大分市内を結ぶ交通手段として2023年度中の運航開始を予定しているホーバークラフトの肝心要となる本体がトラブルにより納期が大幅に遅れるという。報道されている情報によると、船体を浮上させる「リフトファン」の動作確認試験をしていたところ、試験台への固定が甘く外れて破損。1隻のホーバークラフトに「リフトファン」4基を取り付ける設計で、破損したのは1基だけですがファン自体が特注品のため、作り直す必要があるという。
大分県には4月に部品損傷の連絡があり、現地に職員を派遣して確認したところ「リフトファン」を再度製作すると納期が当初予定より2カ月遅れることが分かったそうです。このため、1隻目の納期が7月20日から約2カ月、2隻目は10月12日から約1カ月ずれ込む見通し。3隻目は2024年1月18日で変更はないという。
納期遅延で2023年度中の運航開始も遅れる可能性
ホーバークラフトの船体は、大分県が保有し、運航については事業者に選定された第一交通産業株式会社が2022年10月に設立した大分第一ホーバードライブ株式会社が行う。新規事業に伴い、操縦士や整備士を募集しており、当初の予定では操縦士の訓練を8月下旬から開始する予定でしたが納期が遅れることで10月に延期。操縦士1人につき140時間の訓練時間を確保する必要があることから、今年度中の運航開始には間に合わない可能性があるとしている。
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