五洋建設のケーブル敷設船 起工式、2028年2月完成予定


出典:PENTA-OCEAN CONSTRUCTION
2026年4月、インドネシアのバタム市にあるPaxOcean Batamで五洋建設向けとなる自航式ケーブル敷設船(cable laying vessel)の起工式(keel laying ceremony:キール敷設式)がおこなわれました。
PaxOceanはLinkedIn投稿で五洋建設向けの自航式ケーブル敷設船建造プロジェクトについて、2023年のSEP起重機船「CP-16001」納入実績に続く、強固な協力関係をさらに発展させるものだと述べています。起工式は予定より早く実施されたということですが、当初予定が不明なのでどの程度の前倒しなのかは分かりません。建造契約締結時点で完成・引き渡し予定は2028年2月。
2024年12月10日に発表された建造契約時の情報によると、船体の建造費は約310億円。トレンチャー及びワークROVの建造費用である約55億円を加えた合計は約365億円。船体については大型基礎施工船と同様に設立予定の子会社(保有比率50%)と芙蓉総合リース株式会社(50%)で共同保有、ケーブルトレンチャーおよびワークROVについては設立予定の子会社(65%)と株式会社小島組(35%)で共同保有し、ケーブル敷設船の運航についても株式会社小島組に運航管理を委託する予定。
5,000t×2基のケーブルタンクを搭載
- 5,000t×2基のケーブルタンクを搭載し、大型ウィンドファームに対応可能
- 着床式および浮体式の風車間ケーブル、揚陸ケーブルの敷設・埋設に対応可能
- 海底直流送電ケーブルの敷設・埋設に対応可能
- 最新型のトレンチャー、ワークROVを搭載し、効率の良いケーブル敷設・埋設を実現
- 自動船位保持装置(Class NK DPS2)(7基のスラスター、合計出力16,000kW以上)を搭載し、高い位置保持能力を有する
- CN対応として、バッテリー蓄電システムの搭載、メタノールレディー仕様
船体寸法などは明らかにされていませんが、ケーブル敷設船としての主要スペックとなるケーブルタンク容量は5,000トン×2基。着床式および浮体式のアレイ間ケーブル、揚陸ケーブルの敷設・埋設に対応しており、最新型のトレンチャー、ワークROVを搭載。
洋上で自船位置を保持するDPS(自動船位保持装置)階級は、日本海事協会(ClassNK)のDPS2。合計出力16,000kW以上というスラスター7基により高い位置保持能力を有する。
自航式ケーブル敷設船(CLV)

出典:PENTA-OCEAN CONSTRUCTION
| 船籍 | 日本 |
| 船級登録 | ClassNK |
| 電力ケーブルタンク容量 | 5,000トン×2 |
| DPS | DPS2 |
| カーボンニュートラル対応 | バッテリー蓄電システム メタノールレディー |
| 基本設計 | Salt Ship Design(ノルウェー) |
| 船体建造 | PaxOcean Group(シンガポール) |
| トレンチャー(埋設機) ワークROV | SMD(イギリス) |
風車建設工事から電力ケーブル敷設工事へと事業を拡大するため、一般海域はもとより将来のEEZにおける洋上風力建設を見据えて、世界最大級かつ最新鋭の大型ケーブル敷設船(CLV)を建造。


















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