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高さ84m、重量23,550トンのプラットフォームがノルウェーへ

高さ84m、重量23,550トンのプラットフォームがノルウェーへ 洋上風力発電
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高さ84m、重量23,550トンのプラットフォームがノルウェーへ

2023年10月にシンガポールのSeatriumを出港した巨大な変換プラットフォーム「DolWin epsilon」がノルウェーのハウゲスンにあるAibelのヤードに到着。今後、日立エナジーのHDVC技術を搭載したコンバーターや変圧器などが設置される予定。完成後はドイツ沖合の北海で建設が進められている洋上風力発電所「Borkum Riffgrund 3」で発電した電力を送電するという。洋上への設置は2024年夏に予定されている。

巨大な変換プラットフォーム「DolWin epsilon」の大きさは、長さ82m、幅73m、高さ84m。最終的な重量は、下部12,100トン、上部11,450トン、合計23,550トンにもなるという。洋上での設置時はプラットフォーム下部に注水して沈めることで水深31mの海底に着底させる重力式。そして、据え付け後に注水した水は砂利に置き換えられて設置が完了するという。

名称DolWin epsilon
長さ82m
73m
高さ84m
重量23,550トン
設置海域の水深31m
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喜望峰ルートを航行して2万km以上を運搬

シンガポールからハウゲスンへの航行経路

「DolWin epsilon」を積載した状態でシンガポールからノルウェーまで約23,700km(約12,800海里)という途方もない距離を運搬したのは、Boskalisの半潜水式重量物運搬船「MIGHTY SERVANT 1」。

アジアからヨーロッパへの最短ルートであるスエズ運河を通航しなかった理由は、最近頻繁に起きている紅海周辺での商船を標的にした攻撃によるリスク回避という訳ではない。その理由は、高さ84mの「DolWin epsilon」を積載しており、スエズ運河に架かるスエズ運河橋(高さ制限68m)を通航できないから。そのため、アフリカ大陸南側の喜望峰を通るルートで運搬。

名称パナマ運河スエズ運河
船の長さ366m制限無し
高さ制限57.91m68m
喫水18m20.1m – 12.2m
51m50m – 77.5m
パナマ運河とスエズ運河の制限サイズ
スエズ運河橋
出典:Wikipedia | U.S. Navy photo by Mass Communications Specialist 2nd Class Pedro A. Rodriguez (RELEASED), パブリック・ドメイン, リンクによる

半潜水式重量物運搬船「MIGHTY SERVANT 1」は、長さ約190m、幅50m、載貨重量トン数は40,910トン。半潜水時の最大喫水は、船首側で21.38m、船尾側で26m。そして、1983年に建造されていますが、驚くことに「MIGHTY SERVANT 1」を建造したのは、日本の長崎県にある大島造船所。メイド イン ジャパン。

船名MIGHTY
SERVANT 1
総トン数29,193トン
載貨重量トン40,910トン
長さ190.03m
50.00m
深さ12.00m
建造年1983年
建造場所大島造船所
半潜水式重量物運搬船「MIGHTY SERVANT 1」
出典:Boskalis

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