Aikido Technologiesがシード資金4百万ドル調達

Aikido Technologiesがシード資金4百万ドル調達 洋上風力発電
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Aikido Technologies がシード資金400万ドルを調達

カリフォルニアを拠点とする浮体式洋上風力の技術開発企業である Aikido Technologies は、プラットフォーム技術の開発とパイロットプロジェクト確立のため、シード資金(スタートアップ企業の準備資金)として400万ドル、日本円で約6億4,000万円を確保した。

資金調達は、ベンチャーキャピタル(ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資をおこなう投資会社)の Azolla Ventures が主導し、Propeller Ventures、Sabanci Climate Ventures、Cisco Foundation、Anthropocene Ventures などが参加しているという。

Aikido Technologies は現在、ルイジアナ州ハーベイで製造パートナーの Morrison Energy と共同で、初の Aikido One プラットフォームを構築中。完成後、2024年秋にメキシコ湾岸でその技術を実証する予定。今回調達したシード資金は、次のパイロットプロジェクトに充てられるということなので、Aikido Two として2024年末にプロジェクト立ち上げが予定されている2MWの洋上で運用する試作機の開発に充てられる。

開発スケジュール
  • 2024年4月
    100kWの浮体式洋上風力プラットフォームの製造契約締結
  • 2024年
    第2~3四半期
    100kWの浮体式洋上風力プラットフォーム製造

    ルイジアナ州ハーベイにあるMorrisonの自社施設

  • 2024年末
    2MWのパイロットプロジェクト立ち上げ
  • 2026年
    又は2027年
    10MWまたは15MW風力タービン設置の実証プロジェクト

Aikido Technologies が開発している世界初の起き上がる浮体式洋上風力

Aikido Technologiesがシード資金4百万ドル調達
出典:Aikido Technologies

Aikido Technologies が開発している浮体式洋上風力の浮体基礎は、コンパクトに折り畳んだ状態で尚且つ水平近くまで風力タービンを倒した状態でドック内にて組み立てが出来るというもの。既存の造船所にある多くのドックで建造が可能な大きさ、喫水となっており、加えて風力タービンを横に倒した状態で設置場所まで曳航出来るため、水面上からの高さが低く、建造できるドックを選定する上での条件が緩和されるというメリットがある。

設置場所に到着すると、浮体基礎にバラストを注水して建て起こしながら折り畳んでいた浮体基礎を展張し、ピンを挿入、固定して最終組み立て完了。

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