3000t吊「Alfa Lift」
アルファリフトの3,000トンクレーンを設置
Alfa Lift’s 3,000 ton heavy lift crane installed | Project Cargo Journal
現在、建造中の 3000t吊「Alfa Lift」 の情報。
完成予定は2022年初頭。なので結構出来てきてます。
作業船の構造的には自航船の船体に3,000t吊りのクレーンを搭載。
SEP起重機船ではありませんが、洋上風力発電設備建設を見込んで建造されてます。
類似船として
・5,000t吊 DE HE(德合)
・4,000t吊 Aegir
・3,000t吊 BOKALIFT 1 他 多数存在
など、これまでに自航船でクレーン能力的にも「Alfa Lift 」より大きな船は居ました。
しかし、これまでのものとは全く違う点に気が付きましたか?
もう一度画像を確認してみましょう。
3000t吊「Alfa Lift」と他船の違い
5,000t吊 DE HE(德合)
4,000t吊 Aegir
3,000t吊 BOKALIFT 1
3000t吊「Alfa Lift」
そして、 3000t吊「Alfa Lift」 をもう一度確認。
手前の桟橋にジブクレーンがいて分かりにくいかもしれませんが。
答えは甲板スペースの半分以上にクレーンが届かない状態。
これ画期的ですよね。良いか悪いかは別にして。
だいたい、自航船タイプの起重機船だと船尾側にクレーンが搭載されいるものがほとんどです。
最近は「BOKALIFT 1」のように、船体中央付近に搭載されているタイプが増えつつあります。
これ、どうするんでしょうね。
クレーンが届く範囲に吊荷が移動してくる仕組みが備わっているのでしょう。
おそらく。
3000t吊「Alfa Lift」クレーン搭載までの作業
2022年完成予定なので、もう少し時間がかかるでしょう。
1つ気になるのがクレーンメーカーが「Huisman」ではなく「Liebherr」という点。
同様の自航船タイプのクレーン事故が起きたのも「Liebherr」でした。
ただ、前回は中国で制作した部材をドイツで組立、クレーン検査時に破損という流れでしたが、今回はドイツで制作された部材を中国で組立という逆の流れになってます。
なので大丈夫かも。
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