2023年1月22日に放送された読売テレビ「そこまで言って委員会NP」の番組内で面白い問題が紹介されていました。
多くの論理クイズ・数学クイズを集めた「明日は未来だ!」というブログが協力しているとのこと。こちらのブログ、ちょっと見ただけですが面白い問題ばかりでした。
#1 消しゴムの値段
深く考えずに答えてしまうと間違えてしまうちょっとしたひっかけ問題。
💡ヒント 消しゴムの値段は、10円ではありません。
消しゴムの値段は 5円
消しゴムが10円だとボールペンは110円になり、合わせて120円になってしまう。
消しゴムは5円、ボールペンは105円、合わせて110円というのが正解。
#2 消えた10ドルの謎
これもどこかで聞いた事のある問題ですが、一度悩みだすと深みにはまって解けなくなってしまいます。問題の言い方というか話し方によって受け手に錯覚させる手法。常に問題の本質を掴むという気持ちを忘れてはいけません。
10ドルはどこにも消えていない
そもそも受付係がくすねた20ドルは、3人の社員が支払った270ドルに含まれている。最初に3人の社員が支払った300ドルの内訳は、250ドルがホテルの宿泊料へ、30ドルが3人の社員に返金され、20ドルが受付係のポケットへ。合計すると300ドル。
#3 どんな問題にも正しく答える機械
番組の中では、有名な論理問題として紹介されていました。実際に問題のような状況になることはまずありえませんが、そこは頭の体操なので。
分かりそうだけど分からない。答えを見ればかゆいところに手が届きます。
A国の機械は緑が「はい」ですか?
これは、なかなか面白い問題。やや複雑なので実際に回答の質問をした場合を考えてみる。「はい」と「いいえ」でどちらのランプが点灯するかが不明なので、①A国の機械が緑が「はい」の場合と②A国の機械が赤が「はい」の場合で2パターン検証。
①A国の機械が緑が「はい」の場合
点灯するランプ | |
A国の機械 | 緑 |
B国の機械 | 赤 |
②A国の機械が赤が「はい」の場合
点灯するランプ | |
A国の機械 | 緑 |
B国の機械 | 赤 |
答えの質問をするとA国製、B国製によって点灯するランプが限定されるので、どちらの製品かを突き止めることができる、緑が点灯するとA国製、赤が点灯するとB国製。
質問の緑の部分を赤に変えてもOKでその場合は、緑が点灯するとB国製、赤が点灯するとA国製。さらに質問の「はい」の部分を「いいえ」に変えた場合は、緑が点灯するとB国製、赤が点灯するとA国製。
A国製かB国製かを突き止めることは出来ますが、「はい」「いいえ」でどちらのランプが点灯しているのかは分からない。
#4 昇給プランどっちがお得?
プランBの方がお得
一見するとプランAの方が魅力的に見えますが、実際に昇給モデルを考えてみると一目瞭然。仮に昇給前の1年間の給料が100万円だった場合。
プランA | プランB | |
1年目 | 100万 | 50万+53万=103万 |
2年目 | 110万 | 56万+59万=115万 |
3年目 | 120万 | 62万+65万=127万 |
プランAは年間10万円しか昇給しませんが、プランBは年間12万円昇給するのでお得。
#5 ニセ金貨を探せ
4つの袋から金貨1枚、2枚、3枚、4枚を取り出して計10枚の金貨をはかる
10枚の金貨の重さが100gから何gの差がついているかでニセ金貨の袋が分かる
- 101gの場合 金貨1枚を取り出した袋がニセ金貨
- 102gの場合 金貨2枚を取り出した袋がニセ金貨
- 103gの場合 金貨3枚を取り出した袋がニセ金貨
- 104gの場合 金貨4枚を取り出した袋がニセ金貨
袋から出す金貨の枚数は、重複していなければ何枚でもニセ金貨の特定は可能。
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