青森沖で航行不能に陥った貨物船復旧、けが人や油流出の被害無し

青森沖で航行不能に陥った貨物船復旧、けが人や油流出の被害無し 国内ニュース
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青森沖で航行不能に陥った貨物船復旧、けが人や油流出の被害無し

貨物船「GUO MAO 1」のAIS情報

2024年2月16日朝、青森県の小泊岬沖を航行していた全長約100mの貨物船「GUO MAO 1」がエンジントラブルにより航行不能に陥る事態が発生。

航行不能となった貨物船「GUO MAO 1」は日本海を漂流し、南へ向かって流された後、昼頃につがる市の沖で船首アンカーを投錨して錨泊。

事故当時、貨物船「GUO MAO 1」は2月15日午前11時頃に北海道の十勝港を出港し、山形県の酒田港へ向かっていました。船には中国人とベトナム人の乗組員14人が乗船していましたが、けが人などは確認されていないという。

船舶漂流の注意喚起
【緊急情報】船舶漂流(2024年02月16日11時15分 発表)
出典:海上保安庁 | 第二管区海上保安本部
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貨物船「GUO MAO 1」エンジン復旧、航行再開

【緊急情報】船舶漂流復旧(2024年02月17日21時10分 発表)
出典:海上保安庁 | 第二管区海上保安本部

貨物船「GUO MAO 1」は、つがる市の沖で錨泊した状態でエンジントラブルの修理をおこなっていましたが、トラブル発生の翌日にあたる2月17日夜にエンジンが復旧し、航行を再開。第二管区海上保安本部による船舶漂流復旧の情報は21時10分に発表されていますが、AIS情報によると貨物船は20時頃に航行を再開していました。

今回起きた事態でエンジントラブルの原因は不明ですが、浸水や座礁といったトラブルは無く、乗組員のケガ人や油流出といった被害も報告されていない。

貨物船も機械である以上、どれだけ入念な点検をおこなっていても突発的なトラブルが起きる事はある。今回のようにトラブルが起きても人的・物的被害を出さない対応をとることが重要。トーゴ船籍の貨物船「GUO MAO 1」の船長は、エンジントラブルにより航行不能となった緊急事態を通報し、最悪のシナリオを想定ながらも自らが取れるより良い方法を理解していたように思えます。被害が出なくて何より。

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貨物船「GUO MAO 1」

船名GUO MAO 1
総トン数2,998トン
載貨重量トン4,900トン
長さ99m
16m
船籍トーゴ
建造年2009年
青森沖で航行不能に陥った貨物船復旧、けが人や油流出の被害無し
貨物船「GUO MAO 1」
出典:MarineTraffic | kenro oshita
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