スウェーデンでフェリー「MARCO POLO」が座礁し油流出
TT-Line can confirm that this morning a grounding occurred on ferry Marco Polo on route from Port of Trelleborg in Sweden to Port of Karlshamn in Sweden.
(TT-Line は今朝、スウェーデンのトレレボリ港からスウェーデンのカールスハムン港に向かうフェリー、マルコポーロで座礁が発生したことを確認しました。)
https://www.ttline.com/en/ttline/press/
2023年10月22日、スウェーデン南部のバルト海で全長150mのフェリー「MARCO POLO」が座礁する事故が発生。
フェリーを運航するTT-Lineのプレスリリースによると、「MARCO POLO」はトレレボリ港を出港し、カールスハムン港へ向かって航行中に座礁。フェリーに乗船していた乗客は全員下船して避難し、フェリーのホテル部門で従事する乗組員8人も下船。フェリーには乗組員21人が残り、さらなる措置を講じる前にフェリーの損傷を確認しているという。プレスリリースでは、フェリー船体に関する損傷の程度や周辺海域への環境被害については言及されていないませんでした。
しかし、プレスリリース以外の報道情報によると、座礁したフェリー「MARCO POLO」は船体を損傷し、油の流出が確認されたと報じている。
普段の経路を逸脱して航行
AIS情報によると、座礁したフェリー「MARCO POLO」は確認できる以前の航跡と比較して水深の浅い西側を航行していたようです。そして、座礁前の航行中に速力が17ノットから11ノットへ落ちており、その位置で船底が海底に接触して何らかの船体ダメージがあった可能性がある。その後、再び速力を回復したようですが、座礁位置で停止。
今後、原因の調査が進められると思いますが、現在もフェリー「MARCO POLO」は座礁位置にとどまったままになっており、油の流出も確認されているということなので、周辺環境への被害を最小限に抑える措置を取った上で速やかに離礁させることが重要になりそう。ただ、全速力で座礁位置に突っ込んでいるため、船体が深刻な損傷を受けている可能性もあり、入念な損傷状態の調査がおこなわれていると思われる。
【AIS情報】座礁したフェリー「MARCO POLO」
フェリー「MARCO POLO」の概要
船名 | MARCO POLO |
総トン数 | 16,130トン |
長さ | 150.43m |
幅 | 23.4m |
旅客定員 | 215人 |
速力 | 18ノット |
建造年 | 1993年 |
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