フーシ派がイギリス企業運航のタンカーへミサイル攻撃
2024年1月26日、イエメンのアデンから南東へ60海里のアデン湾でタンカー「MARLIN LUANDA」がイエメンの武装組織フーシ派からミサイル攻撃を受けた。
アメリカ中央軍(U.S. Central Command)が明らかにした情報によると、タンカー「MARLIN LUANDA」は可燃性の高い液体水素混合物であるナフサを積んで航行しており、着弾した対艦弾道ミサイル(Anti-Ship Ballistic Missile)によって火災が発生。米海軍のミサイル駆逐艦「USS Carney」、フランス海軍のフリゲート「FS Alsace」、インド海軍のフリゲート「INS Visakhapatnam」による消火物資や支援により火災は鎮火。タンカーに乗船していたインド人22人とバングラデシュ人1人の乗組員にけが人などは無く、船体もそのまま航行を続けることが出来る状態だったことから元の針路に戻っているという。
出典:X | SpokespersonNavy(@indiannavy)
イギリス企業が運航するタンカーを標的にした攻撃
(抜粋翻訳)
抑圧されているパレスチナ人民の正しさ、ガザ地区の同胞たちへの支援と連帯、そして我が国に対する米英の侵略への対応の一環として。
イエメン海軍は、英国タンカー(MARLIN LUANDA)に対する標的作戦を実施した。アデン湾では、適切な海軍ミサイルを多数使用し、直接攻撃を行い、船を炎上させた。
イエメン軍は軍事作戦を継続しており、ガザで停戦が達成され、包囲されたガザ地区のパレスチナ人民への食料と医薬品の搬入が許可されるまで、紅海とアラビア海でイスラエルの航行を封鎖している。
フーシ派報道官はXへの投稿でタンカー「MARLIN LUANDA」に対するミサイル攻撃を明らかにしています。そして、ガザの停戦が実現し、ガザに医療物資と食料が届くまで軍事作戦を続け、紅海とアラビア海でイスラエルに関係した船舶の航行を封鎖すると述べている。
報道されている情報によると、タンカー「MARLIN LUANDA」はシンガポールの資源商社Trafigura Groupの委託によりロシア産ナフサを運搬していたという。
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