大分ホーバークラフト1号艇「Baien」が到着
2023年8月24日、大分空港と大分市内を結ぶ交通手段として2023年度中の運航開始を予定している3隻のホーバークラフトのうち、1隻目にあたる「Baien」が重量物運搬船「BBC SEBASTOPOL」に搭載されて大分に到着。運搬船「BBC SEBASTOPOL」は、7月中旬にイギリス南部のサウサンプトン港内で積み込みをおこない出港、20,000kmという果てしない道のりを約40日かけて航行し、8月22日に東京へ入港。そして、24日に大分へ到着しました。
大分ホーバークラフト1号艇「Baien」は、運搬船の船倉内に積まれていたためハッチカバーで隠れており、24日はその姿を見ることが出来なかったようです。
25日の午前中に貨物船内で検査がおこなわれ、問題が無ければ運搬船「BBC SEBASTOPOL」に搭載されている2基の250トン吊りクレーンによって大分の海に進水、報道関係者へお披露目されるという。その後、「Baien」は保管場所となる大分空港へ自力航行で向かう。
報道されている情報では、大分県に引き渡されるのは9月中旬頃になるという。当初の予定では、操縦士の訓練を8月下旬から開始する予定でしたが、建造中の「リフトファン」破損により納期が遅れたことで操縦士1人につき140時間の訓練時間を確保することが難しく、今年度中の運航開始には間に合わない可能性がでていました。ですが現時点で、県は当初と変わらず2023年度中の就航を目指すとしているそうです。
重量物運搬船「BBC SEBASTOPOL」
船名 | BBC SEBASTOPOL |
総トン数 | 11,522トン |
載貨重量トン | 12,400トン |
長さ | 147.0m |
幅 | 22.8m |
深さ | 11.55m |
搭載クレーン | 250トン×2基 |
建造年 | 2022年 |
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