Wind EnergyがVARDとエネルギー建設船の建造契約締結
Wind Energy Construction AS contracts VARD for one ECV
(Wind Energy Construction AS が VARD と 1 隻の ECV を契約)
出典:https://www.vard.com/articles/wind-energy-construction-as-contracts-vard-for-one-ecv
2024年8月2日、VardはWind Energy Constructionと最新鋭のエネルギー建設船(ECV,Energy Construction Vessel)1隻の設計および建造契約締結を発表しました。2024年後半に宣言できる追加船1隻のオプションが含まれているため、さらにもう1隻建造する可能性があるという。
エネルギー建設船は、ベトナムのVard Vung Tauで建造、装備、試運転され、2027年第2四半期に引き渡しされる予定。
Wind Energy Constructionは、Norwind Offshoreの創設者が一部所有するノルウェーの企業。Norwind Offshoreとともに洋上建設市場、特に洋上風力発電の開発において海事サービスを提供することを想定しているという。
新しい船舶カテゴリーエネルギー建設船(ECV)
エネルギー建設船(ECV)は、再生可能エネルギーのさらなる開発を可能にする新しい船舶カテゴリーであり、VardとNorwind Offshoreが共同で開発したまったく新しい船種であるという。
外観を見る限りそこまで大きな特長を見つけることは出来ませんが、Vardのプレスリリースに掲載されている主な特長は以下の通り。
エネルギー建設船(ECV)は、「VARD 3 11」という船体設計を採用しており、海底パイプラインの検査、保守、修理、海面上および海面下のインフラ建設と設置を含む、洋上風力および海底市場向けにカスタマイズされた設計。
動作補償機能が付いたギャングウェイやクレーンの搭載だけで新しさを感じることは出来ませんが、洋上風力向けの作業以外に海底パイプライン関係の作業にも対応しているという点は珍しい。ただ、同様の装備を搭載した船舶でも作業できなくは無さそうなので少し微妙な気が・・。
「SeaQ」という搭載システムは、子会社のVard Electroが提供する機器だそうで、これについてはオリジナリティが強そう。
Vardのウェブサイトに掲載されている情報によると、「SeaQ」自体は2013年に発売されたもので統合システム、船舶用電子機器、電気システムが含まれているという。
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