ガザの海岸に浮体式仮設桟橋設置完了、米中央軍が発表
本日午前7時40分頃(ガザ時間)、困っているパレスチナ民間人に追加の人道援助を届けるという人道的使命を支援する米国中央軍職員が、ガザの海岸に臨時の桟橋を停泊させた。 この取り組みの一環として、米軍はガザに進入しなかった。 人道支援物資を積んだトラックは数日以内に上陸を開始するとみられる。 国連は援助を受け取り、ガザへの配分を調整する予定だ。
X | U.S. Central Command(@CENTCOM)
2024年5月16日、アメリカ中央軍(U.S. Central Command)はX投稿でガザの海岸へ浮体式仮設桟橋の設置が完了したことを明らかにしました。数日以内に人道支援物資を積んだ輸送車両がガザに上陸を開始する見込みだという。
4月25日に全長290mの「ROY P.BENAVIDEZ」で輸送した仮設桟橋の部材をガザ沖合で進水・連結する作業を開始。しかし、5月2日に海象状況を考慮して作業を一時中断し、ガザから北東へ約40kmに位置するアシュドッドへ移動。アシュドッド港で残りの組立作業をおこない、5月15日夜にガザの海岸へ設置する作業が実施され完了したそうです。
5月3日、ガザ沖合での作業を中止するX投稿
地中海における陸上共同物流能力の構築に関する最新情報
昨日、米国中央軍(CENTCOM)は海洋国家への配慮から、ガザ近郊の浮き桟橋の沖合での組み立てを一時停止した。 予測された強風と高い海のうねりにより、部分的に建設された桟橋の表面で作業する兵士にとっては危険な状況が引き起こされました。 部分的に建設された桟橋とその建設に関与した軍艦はアシュドッド港に移動しており、そこで組み立てが続けられ、海洋国家が沈静化したときに予定の場所に桟橋が設置される前に完成する予定である。
ガザの仮設桟橋が設置されれば、困っているパレスチナ民間人に追加の人道援助物資を届けることが可能になる。 この臨時桟橋は、米軍の陸上共同物流(JLOTS)機能の一部であり、大量の人道支援物資を船からトラックで陸地まで届けることが可能であり、車両は船から直接走行し、臨時桟橋を越えて陸地まで輸送することができます。 陸上の操車場。 人道支援物資は海岸施設で降ろされた後、人道支援パートナーに移送され、ガザ地区内で配布される。
X | U.S. Central Command(@CENTCOM)
設置が完了した仮設桟橋
2024年5月16日、アメリカ中央軍(U.S. Central Command)はガザの海岸に設置が完了した仮設桟橋の画像を公開しました。今回設置した仮設桟橋は以前、World Central Kitchenが海上からの支援物資輸送で建設した桟橋の南側に設置したようです。
上空からの画像では、延長距離や幅が以前の桟橋に比べて規模が格段に大きいことがよく分かります。ウインチなどの係留設備が見当たらないような気がしますが、どのような方法で係留しているのか気になる。
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