米国初の洋上風力向け根固石設置船「Acadia」起工式

米国初の洋上風力向け根固石設置船「Acadia」起工式 洋上風力発電
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米国初の洋上風力向け根固石設置船「Acadia」起工式

米国初の洋上風力向け根固石設置船「Acadia」起工式
出典:Great Lakes Dredge & Dock Company

2024年5月2日、ジョーンズ法に準拠したアメリカ初のSRIV(Subsea Rock Installation Vessel:根固石設置船)「Acadia」の起工式が建造場所のペンシルベニア州フィラデルフィアにあるPhilly Shipyardでおこなわれました。

「Acadia」はアメリカ国内で浚渫最大手のGreat Lakes Dredge & Dock Company向けに建造されており、2023年7月におこなわれたSteel Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)にはバイデン大統領が臨席。期待度の高さが感じられます。引き渡し予定は2024年第4四半期。

Philly Shipyardの報告によると、「Acadia」の契約建造価格は1億9,700万ドル、日本円に換算すると約305億円(1ドル=155円として換算)。さらに2隻目の建造オプションがあり、発動して建造した時の合計建造価格は3億8,200万ドル、約592億円。2隻目は約287億円で建造することが可能となり、18億円(約6%)安くなる計算。

根固石設置船「Acadia」

根固石設置船(Subsea Rock Installation Vessel)の完成イメージ
出典:Ulstein
船名Acadia
長さ140.5m
34.1m
深さ10.7m
喫水7.0m
航行速力12ノット
推進スラスター2×2,500kW
格納式スラスター2×1,200kW
トンネルスラスター2×900kW
DPSDP2
船倉容量20,000トン
宿泊設備45人

「Acadia」の船体寸法は長さ140.5m、幅34.1m、深さ10.7m。自航式でDP2の自動船位保持装置を搭載し、船倉容量は20,000トン。船体設計を手掛けているのはUlstein。

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