フランス沖5MW浮体式風力タービンの最終部材がブレスト港に到着

フランス沖5MW浮体式風力タービンの最終部材がブレスト港に到着 洋上風力発電
スポンサーリンク

フランス沖5MW浮体式風力タービンの最終部材がブレスト港に到着

「France Atlantique Project」の一環として、フランスのブレストに本拠を置くEOLINKが開発・設置を計画している5MW浮体式洋上風力タービンの最終部材がブレスト港に到着。

浮体部分を含む風力タービンの組み立て作業は、部材搬入場所であるブレスト港でおこなわれ、完全に組み立てられた状態の浮体式風力タービンはブレストから約230km(約125海里)離れたル・クロワジック沖の試験場へ曳航・設置するという施工手順。浮体を係留する現地海域の係留設備は、2023年7月に設置が既に完了している。

設置場所への曳航予定は2026年夏

プロジェクトのタイムライン

  • 投資決定:2022年11月
  • アンカー設置:2023年7月
  • フロートアセンブリ:2024-2025
  • 試運転:2026年

出典:https://eolink.fr/project/projet-france-atlantique/

最初の部材がブレスト港へ搬入されたのは2024年2月でした。その時に報じられていた情報では2025年春に運転開始予定ということでしたが、現時点の予定は2024~2025年にかけて浮体部分を含む風力タービン組み立て、2026年運転開始という予定に変更されています。

ブレスト港に仮置きされた浮体部材

Googleマップ航空写真でブレスト港を見てみると、搬入されたままになっている浮体部分の部材が仮置きされていました。

5MW浮体式洋上風力タービン

出典:EOLINK

設置が予定されている5MW浮体式洋上風力タービンは浮体基礎の形状が一辺52mの正方形、重量は1,100トン。そして浮体の4隅からタービンを支持するマストが4本伸びて、ハブを前後から挟み込む独特な形をしています。全体の高さは150mになり、洋上での設置場所では海面上高さ140mになるという。

係留方法は、一点係留(SPM,Single Point Mooring)。海底に設置した3つのアンカーを一点に集約し、浮体基礎の頂点4つのうち2つと係留索でつなぐというもの。

スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました