MSCがホルムズ海峡を回避する新航路のサービス開始を発表

2026年5月2日、スイスのジュネーヴに拠点を置く世界有数の海運会社MSC(Mediterranean Shipping Company)はホルムズ海峡を通過しない新たな「ヨーロッパ-紅海-中東」航路でのサービス開始を発表しました。
MSCは、新たな「ヨーロッパ-紅海-中東」航路でのサービス開始について、ヨーロッパから紅海への輸送需要の高まりと中東情勢の厳しい状況に対応するためだとしている。
新たな「ヨーロッパ-紅海-中東」航路は、ヨーロッパの主要港から紅海に面したキング・アブドラ港、ジェッダ港、アカバ港へ直接接続。さらに、ペルシャ湾に面したUAEおよびペルシャ湾北部にある湾岸諸国の港湾港POD(Port of Discharge:輸出入書類に記載する貨物の輸入港)へも接続。紅海からペルシャ湾へは陸送、ペルシャ湾内は小型のフィーダー船による輸送で複合一貫輸送サービスをおこなう。


出典:MSC
最初の航海は5月10日にアントワープを出港
ホルムズ海峡を通過しない新たな「ヨーロッパ-紅海-中東」航路の初航海は5月10日にアントワープを出港するスケジュールで予定されている。
ヨーロッパから紅海への航路は、グダニスク(ポーランド) – クライペダ(リトアニア) – ブレーマーハーフェン(ドイツ) – アントワープ(ベルギー) – バレンシア(スペイン) – バルセロナ(スペイン) – ジョイア・タウロ(イタリア) – アブ・キール(エジプト) – キング・アブドラ(サウジアラビア) – ジェッダ(サウジアラビア) – アカバ(ヨルダン)。
紅海からペルシャ湾へは、サウジアラビアのキング・アブドラから陸路で同国内のリヤドを通過してダンマームへ。さらに、小型のフィーダー船でダンマームからペルシャ湾内のウンム・カスル(イラク)、クウェート(クウェート)、バーレーン、ジュベル・アリ(UAE)、アブダビ(UAE)へ輸送。
MSCは、あらゆる種類の貨物に対応し、輸送時間を短縮することで、信頼性が高く、効率的で競争力のある輸送オプション提供を目指すと述べている。



















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