「Seaway Alfa Lift」Aフレームをフラットに格納
先日、引き渡されて中国を出港し、ヨーロッパに向かっているSeaway7の「Seaway Alfa Lift」。回航する「Seaway Alfa Lift」のAフレームは格納した状態になっているようです。想像していたよりもフラットになっているので驚きました。どのような仕組みで格納されているのか気になりますが、この画像だけでは少し判別が難しいのでよく分かりません。
FleetMonには、シンガポールで撮影された「Seaway Alfa Lift」の画像がアップロードされていました。
出典:FleetMon | SGshipspotter
船名 | Seaway Alfa Lift |
載貨重量トン | 48,000トン |
クレーン能力 | 3,000トン |
長さ | 216.3m |
幅 | 56m |
最大デッキ深度 | 14.66m |
甲板スペース | 10,000m2 |
最大速力 | 13ノット |
宿泊設備 | 100人 |
DPS | DP2 |
アジマススラスター | 3×5,500kW |
格納式スラスター | 1×3,000kW |
トンネルスラスター | 3×3,000kW |
甲板強度 | 30トン/m2 |
ヨーロッパに向かう「Seaway Alfa Lift」
2023年7月2日に中国の江蘇省を出港した「Seaway Alfa Lift」は、順調に航行を続けており、現在地はイエメン沖のアラビア海。今後、スエズ運河を抜けてヨーロッパの造船所に向かう予定になっていますが、詳細な場所は不明。
「Seaway Alfa Lift」が通過する予定のスエズ運河は、地中海と紅海を結ぶ全長約200kmの人工海面水路。パナマ運河と違って閘門が無いので船の長さに制限は無い。ただし、道中には運河を横断するスエズ運河橋が架かっており桁下高さは70m。その為、通航する船の水面上最大高さは68mに制限されている。「Seaway Alfa Lift」のエアドラフト、水面上の高さの詳細な数字は分かりませんが結構微妙なのかも。Aフレームを格納した状態だと通過できるので格納しているんだと思いますけど。
名称 | パナマ運河 | スエズ運河 |
船の長さ | 366m | 制限無し |
高さ制限 | 57.91m | 68m |
喫水 | 18m | 20.1m – 12.2m |
幅 | 51m | 50m – 77.5m |
出典:Wikipedia | U.S. Navy photo by Mass Communications Specialist 2nd Class Pedro A. Rodriguez (RELEASED), パブリック・ドメイン, リンクによる
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