フランスのアトランティーク造船所で世界最大の大型クルーズ帆船進水

フランスのアトランティーク造船所で世界最大の大型クルーズ帆船進水 船舶
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フランスのアトランティーク造船所で世界最大の大型クルーズ帆船進水

進水した大型クルーズ帆船「Orient Express Corinthian」
出典:Accor

2025年6月18日、フランスを本拠とし世界規模でホテルチェーンを展開するAccorは、グループ会社オリエントエクスプレス(Orient Express)アトランティーク造船所(Chantiers de l’Atlantique)で建造している大型クルーズ帆船「Orient Express Corinthian」の進水を発表しました。

プレスリリースの情報によると、フランス西部のビスケー湾に面したサン=ナゼールにあるアトランティーク造船所で大型クルーズ帆船「Orient Express Corinthian」の進水がおこなわれたのは、6月16日。

建造開始を意味するSteel Cutting Ceremony は2024年3月28日におこなわれ、2025年1月30日にドック内での建造を開始するKeel Laying Ceremony(キール敷設式)を実施。進水後は、建造ドックから艤装ドックへと移動してさらに建造が進められ、2026年3月に引き渡しの予定。処女航海は2026年5月に予定されている。

長さ220mの船体には高さ100m以上のマスト3本を搭載

全長220mの大型クルーズ帆船「Orient Express Corinthian」には広さ485平方フィート(約45m2)~2,476平方フィート(約230m2)のスイートルーム54室を備えており、船内にはミシュランの星を複数獲得したシェフ監修のレストラン5つとプライベートダイニングスペースがある。

最大の特徴である帆装に「SolidSail」と呼ばれる革新的な技術を採用しており、高さ100m以上の3つのマストには、それぞれ1,500m2の表面積を持つ剛性帆が吊り上げられ、気象条件によっては帆が受ける風の力だけで100%の推進力を発揮するそうです。

帆装による風力と液化天然ガス(LNG)で稼働する最先端の2元燃料エンジンを組み合わせたハイブリッド推進方式を採用し、地球環境への対策も施されています。

姉妹船「Orient Express Olympian」は2027年夏に就航予定

このたび進水した「Orient Express Corinthian」のKeel Laying Ceremony(キール敷設式)がおこなわれた2025年1月30日の同日、姉妹船「Orient Express Olympian」のSteel Cutting Ceremonyがおこなわれており、こちらも建造を開始。

姉妹船「Orient Express Olympian」は、2027年5月に引き渡され、同年夏に処女航海が予定されている。

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