大成建設とActeonが日本の浮体式洋上風力発電で協力
2024年10月8日、イギリスに本社を置く国際的な海洋インフラサービス企業であるActeonは、大成建設と非独占的覚書(non-exclusive memorandum of understanding)を締結したと発表。この覚書では、両社が日本の浮体式洋上風力発電プロジェクトで互いのスキルとサービスをどのように活用するかが規定されているという。
Acteonはプレスリリースのなかで、大成建設の日本の浮体式洋上風力発電プロジェクトにおいて、海底特性評価、詳細設計、基礎および係留ソリューションから洋上設置、運用保守(O&M)まで、プロジェクトのライフサイクル全体にわたるサービスの提供を目指していると述べている。
Acteonは、グループ傘下のInterMoorを中心に設計から施工、撤去まで浮体式設備の係留エンジニアリングを手掛けており、アンカーおよび係留システムの構築、浮体インフラの配置と接続、係留の設置および検査、保守、修理および交換サービス、そして老朽化した後の撤去までが含まれている。
大成建設は2019年10月にIdeolと覚書締結
大成建設は2019年10月、フランスに本社を置くIdeolが保有する特許技術であるダンピングプールを用いて日本市場におけるコンクリート製浮体式洋上風力発電設備向け浮体基礎の開発と市場開拓に関して、Ideolと覚書を締結している。
今回Acteonが発表したプレスリリースの中でも、大成建設は日本が再生可能エネルギー目標を達成するのを支援するために、コンクリート製の半潜水型風力タービンの基礎をタイムリーかつコスト効率の高い方法で大量生産することを目指していると書かれていました。
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