ドイツの沖合で建設中のBaltic Eagle offshore wind farmでOSS(offshore substation)、洋上変電所のトップサイド設置が行われました。重量4,250トンのトップサイド設置を行ったのはHeeremaが所有する14,200トン吊りクレーン船「Thialf」。
ThialfによるBaltic Eagleの洋上変電所トップサイド設置
2023年2月23日、ドイツの沖合にあるバルト海で建設中のBaltic Eagle offshore wind farmで洋上変電所のトップサイド設置が行われ、無事に完了。設置作業を行ったのは、Heeremaが所有する14,200トン吊りクレーン船「Thialf」。
洋上変電所のトップサイドは重量が4,250トン、水面上からの高さが41.5mで5つの階層で構成されており、ベルギーで製造されました。
風力タービン基礎のモノパイル打設は「Svanen」
設置が完了した洋上変電所の運転に向けた準備が開始されるのに続いて、2023年4月から風力タービン基礎のモノパイル設置作業が始まる予定。その作業を行うのは、Van Oordが所有する特殊杭打ち船「Svanen」。
使用するモノパイルはドイツのロストックにあるEEW SPCで製造されており、中でも最大サイズのモノパイルは直径9m、長さ90m、重量1,421トン。
ドイツのロストックにあるEEW SPCから「Baltic Eagle offshore wind farm」までは世界レベルで考えると比較的に近い距離にありますが、100km程度は離れています。そして、特殊杭打ち船「Svanen」の構造上、モノパイルを”フロ-ト輸送”する予定。
「Svanen」の施工に加えて、巨大モノパイルの”フロ-ト輸送”には注目。
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