中国で建設されている洋上風力と養殖漁業を融合させたプロジェクト

中国で建設されている洋上風力と養殖漁業を融合させたプロジェクト洋上風力発電

 中国の山東省沖合で建設が進む昌邑プロジェクト(昌邑项目)と呼ばれる洋上風力・海洋養殖統合実証プロジェクトで50基の6MW風車設置が完了。今後、洋上風車から50メートル以内の海域に養殖エリアが配置される予定。

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洋上風力・海洋養殖統合実証プロジェクト

 2022年10月31日、中国長江三峡集団は昌邑プロジェクト(昌邑项目)と呼ばれる洋上風力・海洋養殖統合実証プロジェクトで50基の6MW風車設置が完了したことを発表した。

 このプロジェクトでは、山東省の北14~18km沖の菜州湾にGoldwindの6MW風車「GW 165-6.0MW」50基を設置。計画では電力の生産が始まると年間約940GWhの電力が供給される予定。

 洋上風力と海洋養殖の統合実証プロジェクトとして、風力タービンの基礎から50メートル以内の海域に養殖エリアが配置され、産卵リーフ、魚礁、魚類、貝類、藻類など海洋生物のために生息地と産卵場所を提供。同時に、海洋環境観測・モニタリングステーションを設置し、水流や海洋生物の繁殖などの環境への影響を動的に監視するという。

驚異的な建設スピード

6MW風車のブレードを設置する「德浮1200」
出典:中国长江三峡集团有限公司

 驚くべきことに6MW風車50基の設置を3ヶ月半で完了したらしい。

 中国長江三峡集団のホームページに記載されている情報によるとプロジェクトは6月18日に着工し、7月14日に最初の風車タービン設置を開始、そして10月31日に50基の風車タービン設置完了。同ホームページでは50基の風車基礎からタービン設置までをわずか3ヶ月半で完了したことについて”「三峡速度」を実証した”と記載している。

 悔しいですが、驚異的な施工速度というのは認めざるを得ない。ここまで急いで施工するには訳があって、設置が行われている山東省の菜州湾は北側がひらけた地形になっており、日本海側に面する日本国内の海象条件に似ているそうです。

 そういった地形的な海象条件から冬期の洋上での作業は難しく、夏場のシーズンに照準を絞って施工準備を進めていたようです。中国長江三峡集団のホームページにも6月から10月の施工時期について “黄金期” という表現がされていました。

 最終の風車タービン設置を行っている画像に映るのは、2021年10月に完成したクレーン船「德浮1200」ですが、他の施工状況を確認すると様々な作業船がこの工事に携わっていたことが分かります。施工を行う作業船が潤沢にある中国ではお金をかければ工期短縮も可能なんでしょうね。工事に携わる方の苦労は万国共通だと思うので単純にスゴイと思いますが。

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