アメリカのアラバマ造船所で解体中の石油リグから火災が発生。消防車や海上からの消防艇による消火活動により数時間後に火災は鎮火。幸い火災による負傷者はでなかった。
アメリカで解体中の石油リグから火災が発生
2023年3月8日午後、アメリカのアラバマ州南部モービルにあるアラバマ造船所で解体中の石油リグ「Paragon MSS3」から火災が発生。火災の原因は、解体作業中に切断時の火花が石油リグ内に残った燃料などに引火したことによるもの。
13時45分には地元消防士が現場に到着しましたが、石油リグのデッキレベルが高く火災発生場所へ行くことが困難であった。その為、ヤードのクレーンを使用して消火設備などを石油リグのプラットフォーム上に吊り上げて消火活動を開始。消防車の他にも海上から消防艇などが出動して消火活動にあたり16時30分には火災は鎮火。幸い火災による負傷者はでなかったようです。
解体中というだけあって石油リグ上部のヘリパッドらしき部分も端が下に曲がっているので、石油リグ上部での消火活動はかなり怖そう。石油リグの上部が燃えたところで、それ以上どこかに燃え広がるということは無さそうですが、爆発が起こる可能性などを考えると負傷者も出ず、早期に鎮火できてよかった。
火災が発生した解体中の石油リグ「Paragon MSS3」は、1975年に建造。
火災発生前のタワーを撤去する様子
火災発生時の画像にも石油リグのヤード側に転がっているタワー部材が確認できますが、撤去の様子が動画でアップされていました。特にトラブルは起きませんが、豪快な解体方法。
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